第11話 猫とか その2

その後のシロ


占い師から言われた話を、その後仕事で知り合った日系の女性からも言われた。

「あなた珍しいのね、人が多いのに猫に強く守られているよ」

妹の肩と後ろを見ながら続ける

「後ね、三毛じゃないね、雑種かな、その子も白猫と一緒にアナタを守ってるね」

お決まりで聞いてみた

「どんな尻尾してるの?」と聞くと

「んー、短いね、事故じゃないね、生まれた時からかな」と

それも正解

シロの産んだ二匹の子供だからね

でも、その猫は成猫になり、子供を三匹産んで数日後、車に轢かれてしまった。

その時最初に発見したのが妹、埋葬したのも妹、子猫の頃から可愛がっていたのも妹。

それだからかなと思うね。

子猫たちは、残ったもう一匹の猫が大きくなるまで育てました。

シロは妹が結婚する前付近まで居た様です。


「気に入らない男ってさ、みんな同じこと言うんだよ」

「何で?」と聞くと、

「みんなさ口々に言うの、白い猫が襲ってくるから、お前とは付き合えない」ってね。

守ってたのかなと、良い方へ解釈したり。


今はシロは居ないみたいです。


そんな不思議な話




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