第144話・俺の姉は国王に向いてないので公爵令嬢が国王になってた・・・え?


 俺の姉、もとい第一王女は国王に向いていなかった。

 完全なる過去形となってしまったが、まあ、とどのつまりどういうことかというと、姉上の代わりにマリアが国王をやることになったのだ。

 うん、何でそうなったんだろう?

 俺が全部放り投げてグウタラ寝たり読書したりしてたら、いきなり事後報告でマリアから国王になりましたって報告が来たときはマジでびっくりしたわ。


 いや、それはもちろん面倒がって、全ての報告を聞き流したり、そもそも聞かなかったりした俺が悪いって話になれば俺が悪いかも知らないけどさ。

 まあ、いいんだけどね面倒だし、俺は面倒事が心の底から嫌いだからな、しょうがないって奴だ。

 うん、しょうがないしょうがない。俺は悪くない。はい以上終わり。


 さて、茶番はさておき、真面目に考えていこうか。


 まず、マリアが国王になったこれは覆すことの出来ない事実だ。

 何で国王になったのかという経緯を聞いたら、姉上が国王の仕事をして余りにも疲れてやつれてたから、可哀想になって来て、相談に乗ってあげたら流れで私が国王になってあげるよって話になって、少し不味いなとは思いつつも、一旦そういう方向に話がシフトしていって自分に対して極限の感謝を示してる第一王女もとい現国王を見てたら、今更やっぱり無理なんて言えず、しょうがないやるしかないなって思えて来て、やったらしい。


 まあ。はい。


 以上です。


 イトもカレーヌもナナも割と俺以外の人間はどうでもいいと思ってるらしいから、姉上が国王という仕事に発狂をしていても特に気にしてなかったらしいけど。だから俺に報告がいってないっていうね。まあそこはどうでもいいか面倒だし。

 で、多少面倒にも思いつつ、実際に姉上がどれだけ国王の仕事で苦労していたのかをネズミ眷属を通して当時の現状を詳しく聞いてみたら、自室で怪奇文章を日記に殴り書く程度には気がふれてたらしい。


 それを聞いた時は流石の俺も良心が痛んだわ。


 というか国王の仕事大変過ぎるだろ。ヤマダ王国って他の国と比べると異常なまでに国王への信頼度が高いんだよな。

 そんでもって、異常なまでに国王の仕事多いんだよな。

 父上逃げたけど、よく何十年も国王やってたな。尊敬しか出来んわ。

 心の底から思う父上は偉大だったわ。

 

 話を戻そう。

 

 マリアが国王になったことで俺には2つ大きなメリットが生まれた。

 一つ目は純粋に国王誰やるか問題が解決したこと。

 二つ目はマリアが国王になったおかげで俺に面倒事が回らないように手を回してくれるようになったこと。


 何気にメリットがウマウマで超大きい。

 

 もちろんマリアが国王になったことによるデメリットとして、何故か俺とマリアが結婚してて、何故か面白がって真希も協力して国全体に強烈な暗示がかけられてて、何故かマリアが天魔であるということを明かしたってことぐらいかな。

 あ、後ついでにいえば、第一王子が国王になったマリアに不敬を働いたということで去勢されてたな。


 うん、最後の方というか最初からデメリットかどうか怪しいけど、それでも、中々にやらかしてると思うわ。

 というか俺くっちゃ寝して読書してただけで、気が付いたら国王の夫になってるんだが、俺いないのに俺の結婚が確定してたんだけど。

 どういうことですか?

 イトとカレーヌはそれでいいのかよって思ったけど、普通に真顔で、結婚が遅すぎます。今更の今更じゃないですかだって。

 まあ、3Pとか4Pしてるし、確かに今更の今更やわ。

 はい、少し汚い表現が飛び交ってしまったな。申し訳ない。


 因みに俺がいなくても結婚出来た理由はマリアが闇魔法で俺そっくりの闇人形を作って行動させてたらしい。

 簡単な動作や簡単な言葉程度であれば闇人形は完璧にこなすことの出来る優れた存在らしいから、全部これに任せてよくねって話になって実際に全部任せて、上手くいったらしい。

 闇人形万能すぎワロタ。

 真希が協力した件は愉快犯の真希だからしょうがない。

 以上。

 マリアが天魔ですって明かした件は、まあ、俺も正味もっと早く天魔って明かせばええやん思ってたし問題は特になし。多分。・・・多分。

 第一王子去勢もとい股間がクラッシャーされた件は。

 ドンマイ。

 俺は兄上の兄上の犠牲を永遠に忘れないぜ。多分。・・・・・・多分。まあ面倒がって明日には忘れてるだろうな。


 以上

 終わり。


 デメリットらしいデメリットは特にないです。

 メリットだらけです。最初からマリアを国王にすればよかったよって思うレベルでメリットに溢れてます。

 何で俺は姉上を国王にしようとしたのかな?多分俺は馬鹿なんだと思う。まあ、馬鹿なんでしょうね。考えるの面倒くさがらずにもっとしっかりと考えて行けばよかった。本気で失敗したわ。

 まあ、次に生かせばいいか。俺知らね。

 

 以上

 終わり。


 考えるの疲れた。

 どうせなんかあればマリアにイトにカレーヌが解決してくれる。


 俺は眠いから寝るぜ。

 もう全部どうにでもなれ、初代国王も言ってた言葉であったな、後は野となれ山となれってか。知らんけど。




――――――――――――――


 次回はマリア視点を書こうかなって思ってます。

 なおこの話を書くのにかかった時間20分。

 誤字?知らない子ですね。

 俺は自転車で50キロ漕いで疲れてるんだ。寝るぜ。

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