第125話・復讐を終わらせて最強の天魔を昼チュンチョンをする
俺は復讐を終わらせた。
俺のお母さんを殺した、ないし、それに間接的に関わった悪意のある者を全員殺した。父上もお母さんとの約束通りにぶん殴った。それはもう盛大にぶん殴った。
復讐を俺はやり終えたんだ。
・・・・・・・・・
俺は復讐を終えたんだ。全部俺の手で終わらせたんだ。
・・・・・・・・・・
胸にぽっかりと穴が開いた気分になった。
何か満たされないような空の器が響いてるようなそんな不思議な気分だ。
「何というか、何とも言えないな。そう、無意味な虚無感に襲われている気がする。ハア。何というか満たされない」
俺はため息を深く吐いた。
「ご主人様、歓迎会パーティーしましょうなの?」
ナナにそう言われて、そういえば新しく眷属になったマリアの歓迎会パーティーを開こうってしていたのを思い出す。
その為の料理もしっかりと用意してあるし、多少ではあるが部屋も飾り付けしてある。
盛大に復讐してたせいで、すっかり忘れてたよ。いやはやいやはやだな。恥ずかしい限りだ。
ただ、何となく歓迎会パーティーってのを考えて皆のことを考えたらさっきまであんなに乾いていた器が少し満たされるような気がした。
元気が湧いて来た。
ああ、そうか、分かったわ。
俺は家族を求めてたんだな。
「ああ。そうだな。しようか、歓迎会パーティー」
「はいなの。歓迎会パーティーするなの」
「よし、そうと決まれば皆を呼ぶか」
「はいなの」
俺はすぐさま眷属の皆を招集した。
多分イトとかカレーヌとかディスラーは俺の復讐の後処理に駆り出されてるかもしれないが、正直知らん。
俺が歓迎会パーティーをしたいって今、強く思ったんだ。
じゃあ、やろうじゃないか。
普段の怠惰な俺なら面倒だし、事後処理が終わるまで寝ようって思ってたかも知れない、でも、今の俺は今すぐに皆と会いたい気分だ。
皆とあって下らないことで笑って飯でも食べたい気分なんだ。
たまには俺がこういう風に我儘になっても良いと思う。
せっかくだし、我儘になって見ようじゃないか。
きっと、それくらい皆許してくれるよ。
俺は早速、全員に念話をする。
当たり前だけど全員すぐに了承してくれた。なので俺が転移を使って迎えに行ってあげる。
割と、というか全員が面倒くさがりの俺がわざわざ迎えに来たのを珍しがっていたけどまあ、そこは面倒だから割愛だな。
かくして全員集めて、マリアの歓迎会パーティーを開きました。
最初は普通にマリアを紹介して、何で眷属になったのか、他、マリアの過去とか諸々を軽く説明した。
皆、俺の眷属だし、理解があるので割とすぐに受け入れてくれて。
途中部屋が手狭に感じたから、空間魔法で部屋の空間を拡張して、その場の勢いで自分の体の毒耐性を下げた上でお酒を飲み始めて。
気が付いたら、皆せっかくだしお酒飲んで酔いたいって言ってきたからナナとカゲウスの妹であるイーディアちゃん以外の全員の毒耐性を下げてどんちゃん騒ぎ。
カレーヌとディスラー将軍はかなり酒に酔っていきなり喧嘩を始めたり、カゲウスがまさかの万能の天魔を持っている俺に並ぶレベルで料理が上手いことが発覚してお酒のおつまみ生産機とかしたり、イトがマリアと今日の俺の世話を争って殺し合いを始めたり、聖女になって聖教国を支配したセリカが褒めて褒めてってめちゃくちゃ甘えてきたり。
まあ、混沌極まりない状況ではあったけど、何だかんだで楽しく、そのままお酒の飲み過ぎで爆睡してしまいました。
で、起きたら。
真っ昼間&隣には裸のイトとカレーヌとセリカとマリアが。
まあ、控えめに言ってやってますね。
二重の意味で。
ただ、あれだけ毒耐性を下げた状態で酒を飲んだから二日酔いにでもなってるかと思ったら、気分は凄く爽快だった。
やっぱり天魔の俺には二日酔いなんて存在しないんだなって思ったら、ナナがべろんべろんに酔った俺達全員に回復魔法をかけて学校に行ったよっていうのが書かれた置手紙を見つけた。
置手紙には俺を皆を心配しているってのが書かれていた。本当は側にいてあげたいけど。学校があるから行くねって感じで。
なんかもう冗談抜きでナナが天使に見えました。
マジでナナありがとうございます。
後。お酒はちょっと。やめます。
はい。すみません。
―――――――――――――――
久しぶりの更新です。
なんかもう作者もこの作品の主人公みたいに怠惰になってましたね。
マジで申し訳ございません。本当に申し訳ございません。
モチベーションが回復してきたので。時間があればまた書いていこうかなって思ってます。
正直バイトが忙しすぎる。
月のバイト代だけで13万円以上稼いでるのを見た時、流石にバイト減らそうって思った。
マジで物理的に死ぬ。俺は1日8時間は寝たいんじゃ。というか寝てるんじゃ。
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