第74話・朝ちゅん
目が覚めたら右隣には裸のイトが。
左隣には裸のカレーヌがいた。
まあ、とどのつまりそういうことだ。そういうことなのだ。
言いたいことがあるとすれば二人とも凄く積極的だったということかな?そして思った以上に良い物だっとということだな。
なるほど流石三大欲求の一つとしてあるだけのことはあるは。
心の底からそう思う。
でもな。でもな。
・・・・・・・・・
「ハア。やってしまったな。二重の意味でやってしまったな。まあ。良かったか悪かったかとなったらば。非常に良かったが。ハア。何というか。まあ何というかだな。ハア」
ふとイトとカレーヌを見るが。二人とも幸せそうに眠っている。
「ハア」
またため息が漏れる。
というかため息が止まらない。でも正直無理って話ではあるんだよな、こんなに可愛い二人が俺の奥さんになって迫って来たんだから。
うん無理だよ。いくた怠惰な俺でも無理だよ。性欲は怠惰にさせてないわけだし。
「ハア」
水でも飲もうかと思い体を起こそうとしたら、何かに両手を掴まれる。
横を見たらイトとカレーヌが俺の腕を枕代わりにスリスリしながら眠っていた。
「お前ら。寝てるのか?起きてるのか?」
返事はない。
「ハア。寝てるか」
そう思いながらもう一度寝転がり。ふと股間にいつも朝に感じるあの違和感を覚える。
少しだけ頭を浮かしてみたら。
まあ案の定というべきがしっかりと塔を作っていた。
「そうか【万能の天魔】の力であっちも超一流以上なのか」
・・・・・・・・
「ハア」
また。大きなため息が漏れる。
何故なら。このままこの乱れた行為に更けていたら。あっちの方面が育って英雄クラスになるような気がしたからだ。
というかあっちの方面の英雄クラスって何だよ?
意味が分からないよ。心の底から理解に苦しむわ。
いやまあ【色欲の天魔】とかおるけど。おるけどその人女性だし。男じゃないし。
「ハア。さて、面倒だし。二度寝するか」
そうして俺は二度寝をした。
―――――――――――――――――――――
スッキリとした気分で目が覚める。
例えるなら、そう初代国王の作った賢者タイムと呼ばれるものと同じ状態だ。
・・・・・・・・・
いや。違う。賢者タイムだ。
うん。完璧にそれやん。
だって。イトもカレーヌも起きて俺の傍にいるもん。
「処理してくれたん?」
「はい。旦那様」
ニコやかな笑みを浮かべるカレーヌ。
何となく俺の直感がヤバいと思った。
「精子消滅」
俺はカレーヌのお腹に放つ。
「あ。何で分かったんですか?旦那様」
「いや。分かったというか。嫌な予感がしただけだ。いやというか、言えよ」
「いや~。まあ旦那様なら何だかんだで許して責任を取ってくれるかなった」
確かに俺は面倒くさがりだけど。一応男として人間としてのプライドがあるからな。
「まあそれはそうだけど、ハア。というかイトも止めろよ」
「えっと。まあいいんじゃないかなって思いまして」
なんかイトも軽く血迷ったことを言ってる?
あれ?俺の中のイトのイメージが少しずつ崩れてくるのだが。
というか。なんかこっちも俺の中の直感が嫌なものを訴えてくるのだが。
「まさか。精子消滅」
「やっぱり分かっちゃいましたか。流石ですグレン様」
「まあね。まあでも何となく理由は分かるよ。アレだろ。どうせ二人で試すだけ試したって感じだろ。ハア。面倒だからもう二度とやるなよ」
「はい。気を付けます旦那様」
「流石にもうやりません。グレン様」
一応噓感知したが本当と出た。
まあ、信用するか。いや多分少し気の迷いもあったんだろうな。
今日が初めてだったわけだし。
ハア。まあいいやそういうのを気にするのも面倒だ。
本当に面倒だ。でもこの清々しい今の気分は悪くないんだよな・
「まあ。いいや。じゃあ朝飯でも食べるか」
「そうですねグレン様」
「そうしましょう。旦那様」
「じゃあ。俺はもうひと眠りするから出来上がったら起こしてくれ」
「はい。分かりました」
また俺は心地良い気分で布団にもぐり眠りについた。
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というわけで主人公はなんだかんだで捨ててしまいました。
一応描写を書こうと思ったのですが。18禁確定コースで運営から警告来そうだったのでやめておきました。
もしも書くとなったらば何かしらの拍子にこの小説が人気出て書籍化して、しかも2巻まで続いた時という非常に低い確率でしょう。
はい。まあ。作者がヘタれました。ごめんなさい。本当に申し訳ない限りです。
というわけで後は各自の妄想でお願いします。
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主人公よくヤッたと思った方はハートや星を入れて頂けると嬉しいです。
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