第59話・外伝・全ては神々の掌の上であり娯楽である

 とある神界にて娯楽神という神がいました。


 娯楽神は楽しいことないかなと思い。とあることを思いつきました。


「そうだ。遊戯神とゲーム神と未来神に協力してもらってゲームを作ろうと」


 そして4人の神は元々日本人を異世界転生や異世界転移させたりして遊ぶのに使っていた。とある異世界をベースにして一つのゲームを作りました。


 そのゲームは異世界で起きる様々な事象を未来神の力を使い、ルートとして作成、また、一部オリジナルキャラを追加させたりしてより面白くなるように遊戯神が作成。


 そして細々とした調整や訂正は娯楽神が行い。


 ゲーム神がそれらをまとめて一本のソフトにしたものでした。


 そうして出来上がったゲームの名前は【乙女ゲームと呼ばないで】でした。


 このゲームをいたく気に入った4人の神々は他の神に勧めて楽しくゲームをしてました。


 そんな中。ふと娯楽神は思い付きます。


「これ地球の日本に流行させてから、異世界にこのゲームをプレイした人間送り込んだら楽しくね?」


 と。


 思い立ったらすぐ行動、娯楽神は時空神と商売神の力を借りて日本に【乙女ゲームと呼ばないで】を発売させました。


 神の力の効果もあり【乙女ゲームと呼ばないで】程なくして大ヒットを遂げ、それを神々は上から見下ろしながら、気に入った人間を送り込んでいきました。


 最初は遊戯神が主人公キャラとして合理的だけど少し抜けてる20代後半の苦労の絶えない女性会社員を。


 次にゲーム神はその時ロリゲーに嵌っていたので、本来ならば死ぬ運命にあった異世界のロリもとい幼女・少女達に力を与えつつ日本人を憑依させました。


 そして娯楽神は魔王に面白そうだと、自己中心的気味で欲望に溺れやすいとある日本の大学生を憑依させました。


 最後に未来神は様々な人間の未来が見たいということで時期を見計らって、とある高校生のクラス全員を帝国に勇者として召喚させることを決めました。


 そうして神々が干渉をしたわけなのですが、神々の予想をはるかに超えるレベルで変化が起きました。


 その変化とは【万能の天魔】であり【怠惰の天魔】であり【消滅の天魔】でありこの物語にも大きく関わって来る、グレンが城に引き籠ったのことでした。


 それにより本来ならば死ぬ筈だったイトという人物が天魔となり。とある女神の干渉により本来だったら【復讐の天魔】となるはずだったナナが【忠光の天魔】となり、男主人公の攻略キャラの一人であるカレーヌが勝手に攻略されてグレンのハーレムメンバーとなりました。


 本来の世界線ならばグレンは城で暮らしてたが専属メイドがつかず、ほとんどのことを一人で面倒と言いながらやっていた。

 それならば城にいるよりも一人で暮らした方が楽だという結論に至り。一人死の森に引き籠る。


 死の森に引き籠ってからは度々訪れる客に面倒と言いつつ対応して、師匠になってくれる。


 それが本来のグレンというキャラでした。


 にも関わらず、それが大幅に狂った。

 原因は凄く簡単であった。


 イトが処刑されそうになったからです。


 本来であればイトという人物は処刑されるような事態にはなず、物語の序盤で【幻覚の天魔】に挑み殺される。


 だがしかし、遊戯神が転生させた女性会社員もとい主人公キャラが良かれと思ってゲーム内で出てくる貴族の不正などを密告した。


 そして。とある貴族がその不正を偶々傭兵として働いてたイトに擦り付けた。


 それにより本来ならば死ぬ筈だったイトがグレンに出会うこととなり。そしてグレンの眷族となり天魔に至り、本来のルートならば殺される筈だった【幻覚の天魔】を自らの手で殺した。


 この変化を見ていた神々は大変喜びました。


 凄く楽しいじゃないかと。

 面白いじゃないかと。

 これだこれ、こういうのを望んでいた。

 

 もっと面白いのが見たい。もっと色んな展開をやってみたい。

 もっと楽しいものを見たい。


 そして神々は更に手を加えだす。


 とある神は使用できるキャラとして存在し、圧倒的な人気を誇る悪役令嬢の正規ルートにて最後失敗して処刑された状態の記憶を保持したまま。過去に回帰するという展開を望み。


 とある神は学園ルートが見たいからグレンを学園に入学させる展開を望み。


 とある神は正体隠して俺TUEEEが見たいと考え、グレンや真希に魔王に修羅等の最強キャラが冒険者として俺TUEEE無双するという展開を望み。


 とある神はダンジョン運営物が好きだと言い適当に日本人を引っ張て来てダンジョン運営をさせることを望み。


 とある神はTS物が好きだから、グレンをTSさせることを望み。


 とある神は逆ハーレム物好きだから。グレンをTSからの他のヒロインTSさせて、逆ハーレムルート展開を望み。


 とある神が復讐物が好きだから、グレンの復讐という思いが増幅されて、第一王子に第二王子に更に自分の母親殺害に少しでも加担した者全員を殺す展開を望み。


 とある神はペットが好きだから。グレン陣営に可愛いペット(神獣)が来る展開を望み。


 とある神はモフモフ獣人が好きだから、グレンのハーレムメンバーに獣人娘が入る展開を望み。


 とある神は調子に乗ったものが地獄に落ちるのが好きだから。魔王を調子に乗らせまくって、最後自滅という形で地獄に落とすことを望み。


 とある神は感動の再会が好きだから。グレンの母親の双子の妹がいるから。偶然の出会いをするという展開を望み。


 とある神はカードゲームが好きだから。この世界にカードゲームを流行させることを望み。


 とある神は純愛物が好きだから。グレンハーレム止める展開を望み。


 とある神はハーレム大好きだからもっとグレンハーレム増える展開を望み。


 とある神はダークヒーローが好きだから。帝国にてダークヒーローが出現して悪でありながら。活躍し民衆から支持されるという展開を望み。


 とある神は建国物が好きだから。キャラの誰かが建国することを望み。


 とある神はギャンブルが好きだから。大きなカジノが出来て。そこで数多くの天魔が一堂に会してカジノ大会をするという展開を望み。


 とある神はハッピーエンドが好きだから。取り敢えずハッピーエンドになればいいと言った。


 そうして様々な神々が思い思い。自分のやりたいこと、面白そうな展開を望み、言いました。


 そしてその中でも面白そうだなと思ったのを神々は実行に移しだします。


 そこにあったのは神々の娯楽。神々が楽しいか思えるか否か、それこそ最後楽しかったならば世界が滅んでも良い、それが神々の考え方。


 そう。世界は全て神々の掌の上。


―――――――――――――――――――――


神々・(読者・作者)


感想欄にて望む展開があれば書いていただいても大丈夫ですが、今一応、出会い辺に新たなハーレムメンバー辺にかなり大雑把かつ短い学園編や外伝やら亡き母の思い出編に師匠編、将軍編に商会編、クラス全員異世界召喚編、神界編、その他諸々のストーリをもう既に考えてる&いくつかは実際に文字に起こしているので、感想欄でこれやって欲しいですと言われても相当後になりそうですし、書かれたしても、これからやる予定があったり、物語的に不自然だなと思ったらやりません。


本当に申し訳ございません。


―――――――――――――――――――――


ぶっちゃけますと、この小説を書いたときに神々・(読者・作者)にして、読者の意見をガンガン取り入れた小説面白いんじゃねって思ったんですが。

今こうして投稿をしていた時、ストックとしてある程度書いてる&その先のストーリーも大雑把にプロットとして書いてるのに読者の意見をぶち込むの無理じゃねというあまりにも本末転倒過ぎることに気が付いてしまいました。


なので正直この設定は出さなくても良かったかもしれないなと思いつつも。一応せっかく書いたし出すかという感じで出しました。

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