第47話・外伝・異世界転生者・転移者と魂の話
異世界転生者・異世界転移者という者がいる。
彼らまたは彼女らはほぼ全てが全員一切の例外なく日本という国に住むオタクと呼ばれる存在である。
そんな異世界転生者・異世界転移者は全員何かしらの才能もしくは特殊能力を神から与えられるないし元々力を持っている。
仮に最初は分からなかったとしても必ず与えられもしくは力を保有しており。何かしらの拍子で覚醒するように出来ている。
そして全員が天魔という最強の存在に至ることの出来るポテンシャルを秘めている。
もちろんあくまで至ることが出来るポテンシャルというわけであり。天魔に至るにはそれ相応の努力や条件を満たさなければならない。
だがしかし。それを満たせば天魔に至ることが出来るというわけだ。
そしてそんな異世界転生者と異世界転移者達は今までに百人以上も異世界に訪れており。様々な功績を立て、この世界の発展に貢献した。
その中で天魔にまで至ったものは僅か5人である。
そしてそのうちの3人はもう既に死亡している。
因みに今現在生きている天魔を紹介すると。
一人目は天魔連盟創設者にして7つの特殊な力を保持している正真の化け物にしてチート級の存在。
主人公ことグレンを除けば世界最強と言っても過言ではない実力者・佐天・真希。
二人目は獣娘大好きの変態。
獣娘が好きすぎて一人で常に争いをしていた獣人族に割って入り。
武力のみで制圧した後。王となり、魔の森を超えた先にある死の森の更に先にある、緑豊かで危険も少ない天国の森を自らの手で作り出し、そこに獣人族のほとんどを集めて国を建てて獣娘たちに囲まれながら幸せに暮らしている【武力の天魔】にして【心理の天魔】・心戒・忠信
逆に死亡した天魔を紹介すると。
一人目はヤマダ王国の建国者にして【創造の天魔】と【調教の天魔】を持った存在。その上に更に圧倒的な力とモノづくりの才能を持った超人。
驚くほどのカリスマ性と話術にてあっという間に国を興し、たった一代、50年で一から人口1000万を超える大国を創り上げた。超絶的天才にして神に匹敵する力を持った聖人。山田・幸助
因みに死因は不明である。
二人目は【呪殺の天魔】にして主人公グレンに消滅の呪いをかけて呪殺をしようとした後。
復讐と面倒事回避の為にあっけなく殺された性格最低の屑野郎。
異世界からの転生者であり元の世界の名前は捨て、自らをゴッドカースと名乗り様々な悪事を働き無差別に人に呪いをまき散らした。
最後死の間際にも自らの命を代償にグレンに消滅の呪いを再度かけたが。あっけなく吸収されてしまい、かえってグレンに消滅の力が強くなるというお間抜けなことをした愚者でもある。
三人目は死んだというよりも至ったという方が近いのかもしれない。
名前は不明。ただ異世界からの転生者であり【吸収の天魔】という力を持っていた。
【吸収の天魔】は自力で神の力を集めて吸収し神に至った。
以上が日本人から天魔に至った5人である。
一見すると少ないように感じるが、今までの異世界転生者・転移者の数を考えると確率で言えば数十人に一人が天魔として覚醒をしているという計算になる。
それを考えると異常な数字であり。一体どれだけ異世界転生者・転移者が優れているのかが分かる。
そんな異世界転生者・転移者が何故全員天魔に覚醒できるポテンシャルを持っているのか。何故全員が神から力を与えられる。もしくは元々力を持っているのか。
その秘密は魂にある。
この世界において魂というのはその人の器の大きさを決める物であり。力の容量を決める物である。
魂が大きければ多きい程力を手に入れることが出来るし。逆に魂が小さければ。一定ラインの力を手に入れた時点でそれ以上の成長が出来なくなる。
そして一定以上の魂を持っていると魂の空き容量を埋めるために何かしらの能力に目覚める。
そんな魂であるが異世界転生者・転移者は魂を二つ保有している。
ようは異世界転生者は異世界に転生する前の魂と異世界に転生した時の魂二つを持つということだ。
異世界転移者の場合は異世界に転移する際に一部の例外を除き神の世界に行き、そこで神もしくは神の代理者である天使から追加の魂の付与が行われる。
これが行われる理由は地球の魂のみで異世界に来ると、魔力を扱うことが出来なかったり、特殊な能力に目覚めることが出来なかったりするからである。
ようは魂の役割が違うということなのだ。
基本的に大前提として存在する魂の役割として【言語理解】【意思疎通】【身体操作】【思考】【欲求】の5つである。
それに+で地球の日本人の魂は【想像力増加】と【科学的発展力増加】に【殺生忌避】の3つが追加されている。
そして異世界の魂には【魔力操作】に【特殊能力獲得可能化】に【特殊能力操作可能】の3つが追加されている。
ようは地球は想像力があり科学的発展が望まれていたから、化学が発展し。殺生忌避を持っているから生き物を殺すことに躊躇いを覚え、人を殺したり動物を殺して精神的にやられてしまったりするって設定である。
逆に異世界では魔力を操作する能力を誰もが持ち。そのうえで特殊能力を確認する力と特殊能力を操作する力を獲得しているから人智を超えた科学的には証明できない力を行使することが出来ます。
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補足説明
今回は説明会でした。
一応何故こんな説明会を入れたかというのは、今後のストーリー展開上必要だなと思った情報だからです。
取り敢えず私の中でクラスまとめて異世界召喚をするつもりですし。一応今ままでの話の中で異世界からの転生者であり主人公に正体が知られてない女性が一人存在しています。
そこら辺の話もやるつもりです。
後は魂の話の方で今後自らの魂を改変させて新しい別種の能力を生み出す敵や、神を出すつもりですので魂の話もちょくちょくっと出しました。
後更に補足で魂の大きさは遺伝します。
ようは異世界からの転生者の息子は天魔に至る可能性が高いというわけです。
つまり、先祖が異世界からの転生者であるグレンもその血を濃く受け継ぎ大きな魂を持っていたというわけです。もちろんグレンの魂が大きい理由はまだいくつかありますが。それは後々説明します。
ネタバレになるので書いてませんが。他にも元日本人で天魔に至った存在はいっぱいいます。
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