第12話<実生活(不動産)>

「個人的な話で申し訳ないんですが・・・・

いつまでも借家に住んでも良いのか悩んでいるんですよ」


「そろそろ持ち家を買おうってことですか?」


「何軒も引越ししたけど、すべて借家なんですけどね

家賃を累計すると一軒買ったのと同じじゃないかって(笑)」


「いまさら家を一軒買うのも悩んでるんですね(笑)」




「今まで何で買わなかったの?」


「大きな借金って抵抗があったし、自分の体も借り物だしね」


「そう言うことですか?(笑)」


「お金のない社会なら何も問題は無いんですけどね(笑)」




「お金のない社会へ話題を広げていこうと思うんですが(笑)」


「そうですね、家の問題はかなり深刻だそうですよ」


「このあいだのニュースで言っていたけど820万戸だって」


「何が?」


「日本全国の空き家の数ですよ」




「人口減少が進んでいるのにまだマンションが建ってますよ」


「経済活動のためには作って売ると言う作業は止められないね」


「お金のない社会になれば空き家は無くなるよね」


「もちろん無くなりますよ」




「リフォームが進化するんじゃないですか?」


「個人の好みに合わせた住宅作りが多くなるでしょうね」


「ホームシアターもオーディオルームも欲しいな♪」


「私は絵を描くのが好きだからアトリエが良いわね」




「早くお金のない社会になって欲しいもんだね」


「ローン地獄では楽しい生活は期待できないしね(涙)」


「それ考えるとお金のない世界は天国だよ(笑)」


「ミロクの世と言う人もいるよ」


「今の世から見ればそうなんだろうね」




「ところで・・借家問題は?」


「早くお金のない社会にしましょうよ♪」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る