第20話 転勤者の秘密の逢瀬

 なんか。

 ゴシップネタ(?)が続きますな。

 だって。

 真面目な仕事の話より楽しいもの(笑)。


 ・・・・ちょーっと、自分自身の立ち位置がトラブっていてモヤモヤしているので、ストレス発散、てことで。


 はい。

 今回は、『転勤者の秘密の逢瀬』です♪


 ごめんね~。

 秘密でもなんでもなくなっちゃったね~。

 ここで暴露しちゃうから(≧▽≦)

 ま。

 どこの誰かは分からんし、おまけにフィクション扱いだから、秘密は守られるけれどもね。


 会社が社員に命じた転勤の費用って、通常会社持ちです。

 当たり前ですよね。

 会社が


 お前来月からあそこで働け


 って命じて、引っ越しさせる訳ですから。

 でね。

 その、移動する距離によっては、家財道具一式が転居先に到着するまでに、かなりの日数がかかる場合があるのです。

 特に、全国各地の皆さまが一斉に動くような3月4月だと。

 そんな時。

 家財道具一式が到着するまでの間の『ホテル泊』が認められているうえに、J会社では『諸手続き(住民票の異動とか)にかかる特別休暇の取得』も認められているのですねぇ。

 どちらも、事前申請が必要ではありますが。

 家財道具の運搬日数については、運送会社から後々請求書が送られてくるので、嘘を吐けばバレます。

 ただ、『諸手続きにかかる特別休暇』については、特に根拠資料の提出を求めている訳ではないので、よっぽどの事がない限りバレないし、今までこの件の不正が明らかになった、ということは無いのではないかと。


 このような運用を大前提として、我らはJ会社社員の転勤費用の精算等を行っています。

 ・・・・ま~、規則外の費用を請求してきて、却下すると、とたんにものすごいクレーム入れるてくる社員も、かなりいるのですけどね。

 この部署に入りたてだったころのわたしは、何度も心をバキバキに折られました。

 コッソリ泣いてた事もあったかな。

 よく辞めなかったな。

 今はね。

 逆襲する術を覚えましたからね。


 お前はこの規則読んでそれでもそんな事が言えるのかお前の目は節穴か文句があるなら我らのような弱い立場の人間にグチグチ言ってないでエリート中のエリートと呼ばれるお前の会社の人事の規則担当に直接言えやボケ。


 くらい言って置けば、大抵引っ込みます(笑)。

 ま。

 言葉遣いは多少丁寧にはしますけど。


 いやいや。

 今回はこんなお話ではなく。


 何年前だったかなぁ?

 わたしが転勤費用の精算をしていたある社員の宿泊した『ホテルの場所』に、すごく違和感を覚えたのです。

 確かに、家財一式は運送中なので、ホテル泊が認められている期間ではありました。

 けれども。

 通常、社員が宿泊するホテルって


 転勤先の部署の近く


 なんですよ。

 何故なら、みなさんそこから、転勤先の部署に出勤するから。

 でも、その社員が宿泊していたホテルは、


 転勤先の部署からも距離がある

 転勤前の部署からも距離がある

 ご自宅(単身赴任→単身赴任の転勤だったので、ご自宅は別の場所にあった)からも距離がある


 ちょっと、理解ができない場所でした。

 (そして確か、特別休暇も申請していたような?)

 宿泊するホテルの場所の指定までは規則に無いので、そのまま費用の精算は通ったのですけど。


 なんと。


 後日。

 その方、ご離婚されて、そして割とすぐ再婚されましてねぇ。

 その、再婚相手のお宅の近くのホテル、だったのですねぇ、宿泊されたホテルが・・・・むふっ。

 まぁ。

 別に、いいんですけど~。

 妙に勘がいいわたしみたいなのに当たっちゃうと、色々バレちゃいますね♪

 ちょっと面白かったので、周りの人にも教えて差し上げました(笑)。

 費用精算て、結構気を使いますし、時折訳わからんクレーマーみたいなのにぶち当たったりして、心が病みがちになるのです。

 だからね。

 面白ネタは、共有するに限る!

 しかし、上手い事やったもんだなぁ、彼・・・・


 そういや。

 転勤にかこつけて、まんま某テーマパーク直結のホテルに家族で宿泊していた社員がいたな。

 規則上、会社負担になる費用ではあったけど。

 会社のお金をいったいなんだと思っているのでしょうねぇ?

 別に。

 わたしはもう、J会社の客でもなんでもないので、どうでもいいのですけど。

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