第13話 扶養是正で離婚危機?!
これ。
ご結婚されている方。
そして、『配偶者控除』または『配偶者特別控除』を受けていらっしゃる方。
ヒトゴトじゃあ、ございませんよ?
ま。
わたしにとっては、完全なるヒトゴトですが。
とある社員(男性)が、配偶者控除を受けていました。
ところが、税務署より
「おいお前、ホントは配偶者控除なんか受けられねーんじゃねーの?!お前んとこの配偶者、もっと稼いでるらしいじゃねぇか。お前、知らねーのか?」
と指摘がありました。
(もちろんこんな風な言葉で指摘される訳じゃないですよ?)
でも。
その社員は、本当に知らなかったのです。
配偶者に、そんなにたくさんの稼ぎがあるなんてことは。
「おいお前っ!俺に隠している稼ぎがあるんだろ!」
「無いわよ、そんなものっ!」
「ほんとだろうなぁ?こちとら、税務署さんから小言言われてんだ。正直に吐け。今なら、許してやらぁ」
「ちょいとあんた、あたしと税務署と、どっちを信用するってんだいっ?!」
「そりゃまぁ、税務署だろうなぁ?」
「なんだってっ?!」
こんな会話が繰り広げられていたかどうかは知りませんけど。
(言葉はともかく、内容はこんな感じじゃないのかなぁ?)
で、ですね。
この後に続くパターンは、実は2つ、あるのです。
以前にもお伝えしたかな。
税務署からの指摘もね、全部が正しい訳じゃないのです。
今までだって、間違っている事も何度もありましたし。
ちゃんと、指摘された人の所得証明(年間の合計所得が確認できる公的書類)を取りつけて確認してみた結果、税務署が指摘しているような事実は何もなかった、という事も、過去にありましたからねぇ。
だからって、税務署が
「てへっ、まちがえちった。ごめんよ」
とか、謝りを入れることなんて、まぁ無いのですがね。当然ながら。
(こんな風に謝られたら、逆に余計に腹立ちますけど!)
指摘された方はいい迷惑ですよ。
所得証明取り付けるのだって、時間もお金もかかるというのに。
・・・・税務署への文句はこの辺にして。
間違って扶養申告している社員が多いのも、事実ですから。
・・・・会社としては、恥ずかしい限りですけど。
J会社はわたしの会社ではないので、わたしは一向に恥ずかしくはないですが(笑)
そうそう。
2つのパターンのお話。
1つ目は、配偶者の所得証明を取り付けた結果、配偶者には税務署が言うとおり、他にも所得があったケース。
2つ目は、配偶者の所得証明を取り付けて確認したものの、税務署が言うような他の所得は何もなかったケース。
これ。
どちらも結構離婚の危機に発展する恐れあり、みたいですよ?
まぁね。
元々の絆がしっかりしているご夫婦でしたら、
「ちぇっ、使えねぇ税務署めっ!余計な疑惑かけやがって・・・・いい迷惑だよなぁ?」
「ほんとだよねぇ、お前さん♪」
みたいな感じで落ち着くのでしょうけれども(え?)。
元からヒビが入っているような関係のご夫婦ですと・・・・ねぇ?
特にね。
なんとなく離婚を考え始めた配偶者が、コッソリと資金を溜めていた、なんていう話は、よく耳にするお話ですし。
この場合だと、「なんとなく」が「絶対」に変わってしまう切っ掛けとしては、十分じゃないですか?扶養是正の指摘って。
前にチラリと
「扶養是正のせいで家庭が崩壊しそうになった!」
みたいなクレーム(?)が来たような話も耳にしましたし。
まぁ。
正直、こっちの知ったこっちゃないのですけど。
でも、本当に扶養是正のせいで離婚、などという事態に発展した場合。
それで。
税務署側がもし訴えられた場合。
どんな判決が下るんでしょうねぇ?(税務署側が100%勝ちそうですね)
夫婦と言えども、個人を重視する傾向のあるこのご時世。
マイナンバーという便利(だという謳い文句)な制度もできたというのに、未だにチクチクと一人ずつ会社経由で本人に是正の誤りの有無を確認させるなんてナンセンスな事、一体いつまでさせるのでしょうか。
もういっそのこと、誰か税務署を訴えてくれないかなぁ、なんて思ってみたりして( *´艸`)
というか。
複雑怪奇なこの今の税制を、もっとスッキリさせればいいいと思うのですけれども。
頭の良い方々が上には集まっていらっしゃるのでしょうから。
下々の者にも分かるような、単純明快な税制に、ねぇ?
・・・・なんか今回、変な感じになりましたね、文章。
なるべく怒りを抑えようと思った結果、こうなりました・・・・m(__)m
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