第16話 正しいのにできません

あるシステム(年末調整のシステムなのですけど)を使う時期になるとですね。

もう・・・・もうもう・・・・もうもうもうっ!

照会応答用のメールボックスに、1日に何通も、十何通も、同じ照会が入るのですよ。


『正しいメールアドレスを入れているのに、パスワードの再発行ができません』


この照会、どう思います?


まず。


お前が決めたパスワード、そうそう簡単に忘れんなや。


ですよねぇ?

そして。


正しくないからできないんだよ!


です。


なんでしょう?

みんな、揃いも揃って、似たような文面で照会してくるのですよ。


『正しいのにできない』って。

どっかに照会用の雛形文面でも掲載されてるのか?

って思うくらい。


自分が間違っているのかも?

と考える前に、


きっとシステムがおかしいに違いない(だって自分は間違っていないから)


と考えるのでしょうねぇ、J会社社員の皆様は。

あはは。


「わたし、間違えないので、ダブルチェックはしません」


とか言ってた人いたなぁ、そういや。間違ってるくせに(大笑)


間違えない人間なんか世の中に存在しないんじゃボケっ!



・・・・いかん、ヒートアップしてしまった。


まぁね。

J会社のシステムって、わたしから言わせるとすべからく【ポンコツ】なんで、J会社の社員がそう思ってしまう気持ちも、分からなくはないのですけど。

(この、システムの【ポンコツ】具合は、また別の機会に・・・・)



他の人がどのように返信しているのかまでは知らないのですが。

私がこの照会を受けた時には、


お前が間違ってるんだよ


というのを明確にして返信します(笑)


意地悪でしょ?

ちょっとした、ストレスのはけ口ですよ。


『●●様のデータに設定されているメールアドレスは xxxx@xxxx です。もう一度お試しください。なお、パスワードは紛失されませんようご注意願います』


と言った感じですね。

本当の正しいメールアドレスを記載して差し上げると、自分が入力したアドレスが間違っている事に、嫌でも気づきますからねぇ?

ふふふ・・・・



いやぁ、しかし。

照会する際に


『自分は正しくしているのに、なんでできないんですか?!』


って照会する人って、一般的にこんなに多いものなのかなぁ?

と疑問が湧きますよ。

私はとても、こんなこっ恥ずかしい照会の仕方は、できませんねぇ。

するとしても、


『マニュアルの●●を見てその通りにやっているなのですが、うまく行かないのです。どうしたらいいですか?』


とかでしょうか。


すごいですよねぇ。

根拠のない自身に満ち溢れた人って。

私はお近付きになりたくはないですけどね。


だって。

あまりに同じ照会が入るから、ちゃんと手順書に明記しているのですよ。

間違えやすい項目について、ということで。

ちっとも読んでないってことじゃんねぇ・・・・まったく。

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