第11話 是正通知とは

『是正通知』とは。


前回の『扶養是税とは』の最後にチラリと書きましたが。

扶養を間違ったことに気付かず、数年経った頃に、税務署から


「おい、お前んとこの社員、扶養申告間違ってねぇかっ?!」


とやってくる通知のことです。

どうやって調べて来るのかはわたしも良く分からないのですが、会社から各市区町村宛に給与データを送信するのですよ、毎年。

おそらく、各市区町村と連携して、調べているのでしょうね。

ご苦労な事です。

そんなに税金の取りっぱぐれを防ぎたいなら、もっと画期的なシステム開発でもすりゃいいのに・・・・( 一一)


まぁね。

源泉徴収義務者である会社(J会社)が誤った申告をした結果なので、致し方無いのですけど。

(つーか、J会社もいい加減社員教育しろよちゃんと、と思う)

でもね。


国がさ。

マイナンバー制度、ゴリ押しで始めたよねぇっ?!

会社としては、社員のマイナンバーと一緒に、収入やら税金やらのデータを提出している訳だよ。

おそらく、大多数の会社組織がやってると思う。

だったらさ。

そのマイナンバー同志を紐づけて、せめて


「おたくの○○さん、本来は××なので、追徴税額は△△円になります」


くらいのこと、言えねぇのかよっ!


と、思う訳です。

だって、通知に書かれているのって


「おたくの○○さん、扶養間違ってないですか~?おたくで確認して、報告してくださいねー。で、間違ってるんだったら、追徴額計算して追加納税してくださいねー」


なんだもん。

おまけに、1ヵ月そこらで、100人前後の調査と追徴全件しろとか書いてあるし。


あほか。

年度末のクソ忙しい時にできる訳ねぇだろ。

お前ら各会社の年度末の繁忙度、舐めてんのかっ?


と、毎度思うのです。

そして、毎回担当者に電話して


「できませんけど、こんなの」


って伝えます(笑)。

今年も伝えたのですけど、とりあえず期日までに、電話でいいから報告しろだって。


「まぁ、ほぼほぼ何にも終わってないと思いますけどねー!」


って捨て台詞吐いて電話切ってやった。

無駄な事させやがって・・・・

以前の理解のある担当は、


「いつまでだったらできそうですか?」


って聞いてくださったのに、近頃の担当は融通の利かない『ザ・役人』ばっかでイヤになる。


税務署に立てついたら、税務署から目を付けられるんじゃないか?

ってご心配くださる方もいらっしゃるかと思いますが。

いいんです。

J会社は、我々が所属している会社じゃなので(笑)。

それで困るんだったら、こんな対応を下請けの我らに丸投げなんてしなきゃいいだけなんですよ。

税務調査の対応をするのも、我々ではなくJ会社社員だし。

いっそ、目を付けられて、ものすごいペナルティでも受ければいいんです。

ロクに社員教育もしていないんだから・・・・( `ー´)ノ


そして何より腹が立つのは、ゴリ押しして始めたはずのマイナンバー制度を、欠片も活用していないこと。

マイナンバー制度のお陰で、各会社、設備も必要だっただろうし、余計な作業が増えた分、人件費だってアップしただろうし。

その落とし前、どうつけてくれんだ、国さんよ。

こっちばっかに負荷かけやがって、デカいツラしてんじゃねぇっ!


ってね。

思う訳ですよ。

いち担当者としては"(-""-)"


おかげで、我々担当はまず、


「税務署から、こんな指摘を受けているのですけど、扶養間違ってないですかね?とりあえず、指摘を受けた○年分については、扶養対象者の源泉徴収票やら非課税/課税証明書で、所得の確認をしてください」


と、いちいち確認のお願いメールを出す訳です。

ほんと、アホらしい・・・・


中にはね。


「何でおれがこんな指摘受けなきゃいけないんだよっ!やってられっか、こんなことっ!」


ってゴネる社員もいます。

今年も、史上最強と思われるゴネ社員がいました。

それはもう、ドン引きするくらい(笑)


ちょっと面白いので、それは次回に改めて。


『とんだ是正対象者』で書きますね。

もうほんと。

呆れ笑いするしかないので!

・・・・皆さま。

笑っている場合じゃないのですよ?

人の振り見て我が振り直せ、です。

皆様におかれましては、くれぐれも、こんな阿呆な事はされませんよう・・・・

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