第2話 日本語が通じないクライアント

クライアントは、外国の方ではありませんよ。

母国語が日本語の、日本人です。

なのに。

・・・・こちらの日本語も通じなければ、クライアントの日本語も訳が分からない。

頭はいいと思うのですよ?

J会社の入社試験を突破しているのだから。

(ちなみに私も就活時に受けましたが、落ちました/笑)


本当にやり取りに疲れる方なので、出来れば業務では関わりたくないと思っているのだけれども、そんな事がまかり通るはずも無く。

致し方なく、先日、その方(便宜上、OMKJさん、としますか)に照会のメールを送った訳です。


『通常出力されないはずのエラーが出ています。なぜでしょうか?』


OMKJさんからの返信には、こう記載されていました。


『●●を消してください』



・・・・は?


いやいやいや。

私は理由を聞いているのだが。


『そもそもエラーになり得ないものがエラーとして出力されているのですが』


と再度メールを打ち返すと、返ってきたメールには


『エラーをそのままにもしておけないので、●●を消してください』


・・・・もういいや。


めんどくさくなって、私は指示通りに作業をしたのですよ。

そうしたら、その作業に対してもエラーが(笑)。


『指示通りに対応したところエラーになったのですが』


と連絡したところ、


『すみません、●●ではなく××でした』


とのこと。


この時点で私の作業スケジュールはかなり押していたため、他の作業が全く進んでいない状態。

期限までに間に合えばいいだろうと、先に他の作業を進めていたところ。


『さきほどの件、どうなりましたか?』


と、なんと督促のメールが。


私が聞いた理由の回答も無く、誤った指示を出して作業のやり直しとなった挙句に、督促されるとは露ほども思っておらず。


「はぁっ?だったらお前がやれや」


と、画面に向かって思わずつぶやいたのでした。



なんでしょうね。

仕事抜きでの話ならば、特に問題無いのです。

話が通じない人なんだな、と思っていればいいので。

でも、仕事が絡むと、これほど厄介な人はいない・・・・orz

悪い人ではない事は分かっているのだけど、こちらが欲しい回答を引き出すまでに、えらい労力が必要とされる方なので。

その人と業務を組む事になる人は大抵、「ご愁傷さま」という言葉を掛けられている訳です(・・;)


※業務を組む、という言い方は、【請負業務】という観点からすると、全くそぐわないのですけどね、本来は。

【請負業務】とは、業務を請け負った側が独立して業務を遂行する必要があるので、クライアントと【組んで仕事をする】事自体が、実は【偽装請負】と取られかねないのです。

これは何度もクライアントには申し入れているのだけれども、一向に改善されず・・・・ま、日本語が通じない人もいるくらいだから、仕方ないですかねー。

労基に見つかって怒られるのはうちじゃないから、もういいやと、半ば諦めています。


相手の求める回答は何かを考える。

相手へ分かりやすく指示を出すためには、どのようにすればよいかを考える。


これ、業務の発注者側として必須の要件だと思うのだけど。

・・・・発注受注関係なく、社会人なら、必須の条件だと思うんだけどなぁ・・・・ああ、疲れる。


何で私がその方を便宜上『OMKJ』にしたかって?

主に年初めにひくアレの略ですよ。

アレって、書いてある事を、一生懸命読み解かないと分かりづらいじゃないですか。

OMKJさんのメールは、もう、OMKJみたいなもんなんで。

誰が言い出したか、上手い事言うなぁ、なんて思ってます(笑)

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