第2章 商業都市セキザンと嵐を呼ぶ個人商店

 第2章に登場する人物紹介


1、ムーラ・カミュ・ファンドゥ


 商業都市セキザンの商業ギルドマスター。ムーラが名で、カミュが洗礼名、ファンドゥは巨大な商会といった意味。名前の通り大きな商会のオーナーであり、セキザン随一の高級宿『プラティニ・トゥーラ』を始め様々な物産も扱っている。


 商業ギルドを訪れた傳次郎でんじろうの胡椒を商業ギルド規定の買取値とシステムを盾に安く買い叩き自分の物にしようとしたが失敗。さらに街を訪れていたサリナ・ダライブルグに接近し、塩を売りつけようと考えたがこれも失敗する。


 また、数多くの冒険者を抱えており用心棒などをさせている。その中には裏の仕事をさせている者もおり、人に言えないような事もさせている。


 塩のれない山国であるグランダライに塩を高く売ろうとするがあっさりと袖にされ、その場にいた傳次郎が何かしたのではないかと考え探らせようとするが…。



2、サリナ・ダライブルグ


 神オーディンに仕える槍を武器に戦う女性。正確には戦乙女(バルキリー)と言うのだが民衆からは姫騎士と称される。言葉通りグランダライ公王の一族で孫娘にあたる。


 商業ギルドマスターであるムーラ・カミュ・ファンドゥにより宿に泊まれないようにされた傳次郎はセキザンにある公園に加代田商店を呼び出し宿泊しようとしていた際に出会う。


 幼い頃より深くオーディンを信仰しており、槍術をはじめ様々な武術を体得してきた。そのため武人肌のさっぱりした性格となった。


 その性格は公王の一族として深く国を思い山深い国でなかなか手に入らない塩などを機会があれば自ら手に入れて戻ろうと考える程である。傳次郎が輸送費などは取らずその商品代金だけで塩を売ると話した事から購入を決め共に歩む事になる。



3、丸刈り頭の男


 ムーラ・カミュ・ファンドゥが送りこんだ二人組冒険者のうちの一人、背が高い。お調子者で思った事をそのまま口にする。精神年齢が幼いような言動をするが、残酷な事も平気で出来る。金を得る事など自分の欲を満たす事に正直、隠密行動を得意とする冒険者。



4、小男


 丸刈り頭の男の相棒、背が低い。腕の立つ冒険者であるが、特に隠密行動や暗殺などにける。丸刈り頭の男と同様に欲深よくぶかな性格。


 ムーラ・カミュ・ファンドゥに命じられ傳次郎達を追跡する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る