第56話 ルラルお姉ちゃんと涼香お姉ちゃんとモリオカートする!①
僕の時間の感覚がおかしくなったのか、今日だけ時間が過ぎるのが早かったりしたのか分からないけど思ったより二人とコラボする時間が来るのは早かった。持ってきてと言われていた大人気のゲーム機を準備して、今僕は桜お姉ちゃんの家に向かって歩いている。
「コラボ内容教えてくれなかったけど何するんだろう……ゲーム機を持って来てって言ってたから絶対ゲーム配信なのはわかるんだけどな……」
ぶつぶつと疑問を呟きながら歩いていると、桜お姉ちゃんの家の前に誰かが立っているのが見えた。
「おーい!流く~ん!待ってたよぉ~!」
「やっほー!流君!」
やっぱり。桜お姉ちゃんと花音お姉ちゃんだ!僕は急いで二人の所に向かった。
「こんにちわ!今日はコラボに誘ってくれてありがとう!」
「楽しみにしてたんだよ!」
「私達の方が楽しみにしてたから!」
二人は同じようなことを言い、歓迎してくれた。そして僕達は桜お姉ちゃんの家にお邪魔させてもらい、配信の準備をする。そして、配信が始まる時間はすぐに来た。
~配信開始~
『ここ兄ここ姉やっほ~!皆に甘えたい!妹系Vtuberの青空心だよー!今日は涼香お姉ちゃんとルラルお姉ちゃんとのコラボで、涼香お姉ちゃんの枠のはずなんだけど……何で僕が最初に挨拶してるんだろ……?』
「そりゃあ、心ちゃんが可愛いからでしょ!」
「理由になってないわよ。」
:おはここ!
:おはルル~!
:涼香様、今日も素晴らしく美しいですね!
:水倉虹/Mizukura Nizi コラボなら私も呼んで欲しかった!!
『あ!虹お姉ちゃんもいる!また今度できたらコラボしよーね!』
「「その時は、私も呼んでね?(圧)」」
『ひぇぇぇ……』
:初っ端から大波乱で草
:ルラルも涼香様もめっちゃ圧……
:今日何するの?
『話がずれちゃったね……ところで今日は何するの?ルラルお姉ちゃん!』
「今日は大人気シリーズ!モリオのレースゲーム、モリオカートをやっていくよ!」
「………そこは私に渡すところだったでしょうが」
「えっ⁉そうなの?」
『………あはは……』
:草
:相変わらず空気の読めないルラルwww
:でもそこがいいんだよなぁ
『振り失敗しちゃったけど進めてくよ!じゃあ、早速モリカを起動して……っと!』
「操作するキャラ何にする?」
「私はもちろんユッシーよ。あんなに可愛いのはユッシーしかいないわよ!……心ちゃんは除いて」
『……僕は定番のモリオかな!』
「じゃあ私はキノパオにする!」
:前のjpexでプロゲーマー並みだった心ちゃん、モリカの実力はどうなんだ?
:逆に心ちゃんモリカは下手だったりしてな
:もう一つ定番のマイージとかプーチ姫は選択されなかったな
そんな感じで乗るカートも決まった。
『今回選択されたコースは定番中のド定番!”モリオカートスタジアム☆”だね!負けないように頑張るぞ……!』
「絶対に勝つからね!」
「前、jpexでぼこぼこにされた仕返しをしてやるんだから!」
そして、僕らの熱い戦いは始まった。
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