第53話 まさかの審査員⁉

昨日久しぶりの配信をした後、僕はベッドにそのまま倒れこんで熟睡してしまってい

た。

次の日。少し早い5時半ぐらいに起床し、スマホを開くといつも通り通知が何件か来ていた。一つ目は……お姉ちゃんマネージャーさんか。何時間か前か……メッセージを開くとこう書いてあった。


【直接言いたかったんだけど、仕事が忙しいからこれで伝えます。ごめんね!

本題なんだけど、社長が今度ある歌唱力とかの細かい審査の一部の審査員を流君に任せたいって言ってて……それは流君心ちゃんにしかできない事らしいんだよね……。返事はいつでもいいから考えといて!】


………えっ!?審査員?審査員って会社の上の立場にいる人たちがやるやつだよね?僕がやっていいのかな……?でも僕にしかできないらしいし………まぁ、ちょっと心配だけどが自分から進んで色々やれるようになれたらいいね、って言ってたから……頑張ってみよう。………乗り越えられるように。

そして、僕はお姉ちゃんマネージャーさんに向けてメッセージを打ち始めた。


【ちょっと心配だけどやってみたい!でも、細かい審査の一部って何?】


メッセージを送るとすぐに返信が来た。内容はこうだ。


【ありがとう!社長に伝えておきます!えっとね……私も内容については何も知らないんだよね……ごめん!社長が当日に伝えてくれると思うから!じゃあ、日時とか細かいことはまた今度連絡するから!】

【分かった!ありがとう。】


そして、普通のVtuberはしないであろうオーディションの審査員をすることになった流なのであった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る