ワタシをカタチ創るモノ

△アニメ成分１

　以前、アニメを視聴するには、テレビ放送、レンタルビデオ、購入したビデオ等などが主流でした。

　社会人になると、リアルタイムでの視聴は難しく、録画したビデオかレンタルが多かったですが、そもそもアニメ冷遇時代だったこともあり、アニメそのものから遠ざかっておりました。

　オタクという識別が蔑称であった時代、自身で楽しむエンタメの主流は、邦画、洋画問わず実写映画ばかりになりました。

　やがてジブリやディズニー、新海作品のヒットにより市民権を獲得したアニメーションは、よほどコアな嗜好を標榜しなければ、まず後ろ指を指されるようなことはない時代になりました。

　アニメディア、アニメージュ、マイアニメ、ジ・アニメ、そしてニュータイプ。

　上記のアニメ雑誌を、毎月購入していたアニメ好きの魂は、再び燃え盛りました。

　だが、それでも、レンタルビデオ店でアニメコーナーをうろうろと物色する姿を周りから気にするくらいには、まだ羞恥と感じるトラウマが残っていたのでしょう。

　特に、ラブコメや萌え系の作品を借りる行為は、レンタルビデオ店の店員にすら秘匿したい情報として認識しておりました。

　そんなもん気にスンナ。

　と、開き直る訳にもいかない社会的事情もあるのです。

　現代社会は物理的な死と、社会的な死があるのです。

　死ななくても、社会的擦過傷くらいの傷は残り、伝聞や武勇伝として所属する様々なコミュニティに伝播し続けるのです！　都市伝説です！

　そんな中、時代は高速インターネット技術を獲得しました。

　記憶容量の増大と通信速度の爆上がりは、魔力量と魔力回復量に例えれば分かりやすいでしょう。

　ファイヤーボール一発分しかない魔力量だった。

　その魔力を溜めるのに一時間かかっていた。

　それが、ファイヤーボール１００発分の魔力量になり、満タンにする時間は１００秒！　つまり１秒に一発、ずっと撃ち続けられるのです！

　通信速度が遅く、遅延により再生が途切れ、少しでもデータを入手しようとしてスマホを振り振りする時代は終わったのです！

　前置きが長くなりました。

　結論から申し上げますと、Ｕ―ＮＥＸＴバンザイです。

　スマホで、タブレットで、ＰＣで、ケーブル繋いでテレビの大画面で。

　ストリーミングでもダウンロードでも。

　リストに載っている作品が見放題なのです。やっほい。

　今では、車通勤の往復や、ジムでマシンを使っている際に、様々なアニメを誰に遠慮もいらず、憚らず、存分に楽しんでおります。

　過去の名作も、新作も、有料ポイントで視聴できる謎の作品も、選り取り見取り。

　ここまで生きてきて良かった……。

　と言うわけで、これまで見てきた作品をご紹介しようと思いましたが、前文が長くなりすぎたので、おすすめ作品は次回に持ち越します。

　皆さまも、お好きな作品、おすすめの作品がありましたら、教えてくださいね。