第9話 イカ臭い客共
イカ臭い客共の抵抗は苛烈を極めた、何しろ自らがハッスルした後の後始末をしろと言うのだ。
冷静になった頭でその惨状を見れば顔から火が出るくらい恥ずかしいだろう、それは理解出来る。
……なら昨日の晩のうちに完璧に片付けろ!。
この世界の連中はハッスル後の掃除に気を使わない、お陰で次にそのテントを利用する客や森に森林浴にきて明らかにヤッた後を見た客からのクレームが殺到。
だからブサメン魔王が出張る事態になったんだ、ヤツらは覗いていたのか!っとか最低!っとか言っていた。
だからなんだ?こっちは魔王だ文句があるか、最低なのはお前らも同じ。
ならばより力が強い者こそが我を通すのだよ。
この世は弱肉強食なのだ!。
そう言って魔王クラスの殺気をぶち当ててやれば渋々お掃除をするイカ臭い客共だ。
異世界ってこんな暴論が通る所もファンタジーだよな、普通なら警察とか呼ばれるよまあ俺はブサメン魔王なので警察くらい潰せるけどな。
「ホラッ!そこの掃除をしろ!」
「くそっなんでオレ達が……オレ達は客だぞ!」
「客ならキャンプ場を来たときよりも汚くして帰って良いと思ったか?ふざけるな!キャンプ場にゴミを残して帰るヤツは客じゃないんだよ、貴様らマナーも知らない糞ザル共にはキャンプ場で魔王に逆らったらどうなるかを、教えてやる!」
俺は魔王パワーを発動、なめた口をたたく若造の身体を浮かせて他のキャンプ場利用者が焚き火をしているその焚き火の上空へと移動させた。
マナー知らずの愚か者を燻製にしてやる。
マナー知らずの悲鳴がキャンプ場にこだましていた。
「フッあの新人、キャンプ場を護る使命を理解してやがるな!」
「ハーゴンさん!少しはゼオンを怒ってくれないか!?俺が幾ら言っても聞かないんだよアイツ」
「フッ仕方あるまい、あのゼオンに言うことを聞かせたいならそのどうしょうもなく貧相な胸のカップサイズを2つ………嫌、4つは上げることだなカレナよ!」
「アァアアァンッ!?ざっけんなよ糞ロン毛!その暑苦しい髪を引き千切ってやろうか!?」
何やらカレナが恐ろしい程にブチ切れている、グリフさんが何か言ったのか?。
それはそうとそうな感じでイカ臭い客共への対処にブサメン魔王は遠慮をしないようにした。
なぜかって?あの手の馬鹿はこっちが優しくするとどこまでもつけ上がる人種なのだ。
やるなら2度とくんなと言う気持ちで徹底的にやる、人を苛めるヤツは同じようにいじめられなければ何も学ばないからだ。
ブサメン魔王のイカ臭い客共への強制お掃除タイムは続いた。
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