第5話 魔王ボンバーの脅威

 魔王ボンバーとは俺が新たに手にした魔王チートである、その効果は俺が爆発させたい場所を問答無用で爆発させる力だ。


 爆発の威力も手加減自由、まず相手を死なせる事はない威力でもボンッと出来る。逆に相手の心臓とな脳をピンポイントで爆破出来るので俺の視界に入ったヤツは全員いつでも始末出来るのだ。


「くたばれ勝ち組キング!俺が夏の勝者となるために、貴様だけは邪魔なんだよーーー!」


 しかしそこで問題が起きた。

 なんと勝ち組キングの取り巻きの女子達が前に出て勝ち組キングの盾となったのだ。


 まさか女が自主的に男の盾になるだなんて、予想外過ぎる。

 女って生き物は男をサイフか道端の糞だと思っている生き物だ。


 男にひと欠片の人権も許さないヤツらもイケメンにだけば人権と股を許す。

 恐るべしイケメンである、流石は俺が認める勝ち組キングであろう。


………まっ盾が幾らあろうと俺の魔王ボンバーは狙ったヤツを爆破出来るので意味はないけどな。


 狙った通り勝ち組キング、ヤツの股下で小規模爆発を起こしてやった。

 生半可な完成度の金的キックよりかは威力のある爆発を喰らってヤツは泡を吹いて倒れた。


「無様だな~~~!勝ち組だろうとなんだろうとなっ!玉爆破されたら惨めったらしく地面に転がる事しか出来んのよ!ハ~~~ハッハッハッ!」


 勝ち組キングの死亡(生きてます)によりビーチでヤツの傘下だった他の勝ち組小僧共が俺を囲もうと動く。


 しかし遅い、遅すぎる。

 俺をどうにかしたいなら速効でどうにかすべきだったな。


「俺の魔王ボンバーは対象を複数人1度に爆破出来る!何人集まろうが無駄なんだよ!爆破爆破爆破ーーーーーーーッ!」


 俺は勝ち組小僧共を一方的に蹂躙した、俺の魔王ボンバーは相手が男なら金的ボンバーなので一撃必殺、まあ女子でも普通に殺せるけどな。


 俺に敵対する者達は全ての股下を爆破した。

 ビーチに転がるのは股下を両手で押さえる半死体の雑魚共である。


「野郎が泡拭いて両手で股押さえてる……完全に地獄絵図じゃねぇか」


「流石はゼオン、モテそうな男には一切の躊躇がないな」


 カレナとグリフさんが何やら話している、まあ今はそれよりもだ。


「これでこのビーチは俺と仲間の物だ、男は我々以外全て出入り禁止!女性は若く美しい者のみが入る事を許す!さあっ!このオッピロゲビーチの新たな支配者に平伏すのだ!」


 俺は高らかに宣言した、その後どうなったかって?普通に女性達に罵詈雑言を浴びせられてビーチを追い出されたよ。


 ブサメン魔王は夏にビーチという戦場から戦力外通告を受けてしまったのだ。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る