第34話 またダメだったな……まっいいか!
「………………ハァッ」
俺は青空を見上げていた、場所は何処とも知れない草原だ。
「いや~~アレだな、まさか国をレプゴブ共から取り返したら秒で国を追われるとは思わなかったな………」
「あのクソ女共!国の恩人であるオレらをよくも!それもこれもお前がアホみたいな野望を持ってたからだぞゼオン!な~~にがハーレム王国だアホか!」
あのキモ剣の目論見通り、テレパシーを使ってゴブリンキングダムの女達に俺のハーレム王国建国計画が暴露されてしまった。
結果レプゴブにヒドい仕打ちを受けていた女達は結託して俺達に国外追放を要求、ミーリアは一応庇ってはくれたがハーレム要員の筆頭候補と考えていた事がバレてしまっているのでかなり辛そうな顔で庇っていた。
結果としてブサメン魔王一行は国から追われる事になった。
「って言うか、あのチン負けした他の王女とかも普通にわたし達を罵倒してきたが、アレは一体?」
「ああっアレは俺の魔王パワーでチン負けした記憶とかを消したんです」
「…………」
あの手のチン負け共は記憶を消すのが1番手っ取り早い。城にいたチン負け女騎士団も同様に処理してある、少なくとも今後国がチン負けとチン負けしてないでわれることはないだろう。
「は?ならその力で連中の記憶を書き換えればどうとでも出来たって事だよな!?なんで……」
「カレナ、そんな事をして何かを手に入れても虚しいだけだろう?」
あのレプゴブキング、カイゼルを思い出す。ヤツは何かを手に入れられたと言えるのか?俺にはそうは思えなかった。
しかし、もしもヤツが過ちを犯す前に………レイプによるヤリチン化と言う重罪を犯す前に出会えていれば。或いは仲間になれたりしたのかもしれない。
そんな事を俺は思ったのだ。
それにレイプ目した女を全裸でズラッと並べて満足する趣味は俺にはない。俺はしっかり相思相愛での幸せな結婚ライフを希望してるんだよ。
「…………フッフン!まあその通りだな」
「それではゼオンよ、次は何処に行くんだ?」
「───分かりません、元から目的地がある旅ではないので」
ハーレム王国の夢が潰えたのはツラい、向こう半年は引きこもりたい気分だ。
「フッ……ならここからそう遠くない所になんとかって港町があるぞ?海の幸とかいいと思わないか?」
海の幸か、なる程グリフさんは俺にお腹いっぱい美味い物を食べて失敗は忘れろと言うのか。
確かにそれも一理あるな、今は美味いツマミと酒を飲みたい気分である。
「そうですね、グリフさん、カレナ、今日中にその港町まで行きましょう!」
「…………ちっ分かったよ、とことん付き合ってやるさ!」
「その通り、旅は道連れと言うしな」
魔王パワーで空を飛ぶ、ブサメン魔王とその愉快な仲間達のエロとか愛を求める旅はまだまだ続きそうである。
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突然ですがこのブサメン魔王、しばし更新を停止します。理由は簡単、ドラゴンノベルズです、そのコンテストに応募する作品を十万字以上投稿するつもりです。書き溜めとか全くありません。
そしてこのブサメン魔王はコンテストに応募出来る作品では………ありません!故に早急に新作を用意する必要があるのです。
故にその作品の投稿に集中する所存です。ドラゴンノベルズの募集期間が終わる頃には復活するかなと思います。多分週に一日、まとめて何話も投稿するようにすると思います。週刊連載ですね。
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