第23話 全てはハーレムの為に
「ゼオン!速く行け!ここはわたしとカレナで食い止める!」
「だからなんでオレまでお前に付き合わなきゃいけないんだよ!」
グリフさんの真意、それがこのブサメン魔王には分かる。本来なら俺が瞬殺出来る2人を前にして俺とミーリアを先にいかせる理由。
それは城のレプゴブ達を俺1人で倒しまくり無双せよと言うことだ。活躍しまくってミーリアのハートを射止めろと言うことだ。流石はグリルさん、俺の本音なんてお見通しのようだな。
確かにミーリアは処女にあらず、強姦経験ありの非処女だ。されどあの整った顔立ちとエロいグラマラスボディには非処女と言うステータスすら価値を与える。メインヒロインは無理でも王女様だ、ハーレム要員としては全然ありかもと。
そして何より王女様だ、その人脈はきっと多岐に渡るに違いない。異世界ファンタジーのヒロインキャラ、公爵令嬢や女騎士とかを紹介してくれる可能性も十分に有り得る。
王女に繋がる美少女や美女を更にハーレム要員として加え、ハーレムを拡大していく。これぞ異世界ファンタジードリーム!、その暁にはグリフさんにも1人か2人は可愛い子を融通してやっても良いかも知れないな。
「行きましょう、ミーリア王女!俺達でこの国を取り戻すのです!」
「はいっ!分かりました!」
「なあグリフ!オレは今何故かあのアラフォーをぶん殴りたいんだが?」
「なんでだよ!それよりそのエミリーって王女の足止めしろって!」
カレナめ、かなり勘が鋭いな。俺の煩悩をつぶさに嗅ぎつけてくる。しかし俺はミーリアと共に進む!この国を拠点に!俺はハーレム王国を作ってやるんだよぉおおおおおおっ!。
あっちなみにあの場所にはデスサイスが姿を消してスタンバイしてるのでその気になれば即座にふたりの王女を無力化出来る、それをさせない為にグリフさんが動いてくれたのだ。
大声でなんかそれらしい事を言って俺達を送り出してくれた。本当にありがたいな。
そうっ全てはハーレムの為に、行くぞ!。
城に到着した、レプゴブが現れたら即座に瞬殺したので殆ど妨害はなかった。城に張られた結界のお陰で中のバカ共は外の様子すら知りはしないだろう、もちろん結界を張った俺は出入り自由だ。
結界の中に侵入する。
すると正門の所に何やら目立つ一団がいた、それは白銀の鎧に身を包んだ女騎士達だ。しかも見た限り女しかいない騎士団である。
「なっ何者だ貴様!?」
「ここはゴブリンキング様の居城だぞ!」
「侵入者め!捉え………なっミーリア王女!?」
「バカな、何故王族が牢獄から出ている!」
なる程、多分この女騎士団はあれだな─。
「ミーリア王女、彼女達は…」
「………元は我が国の優秀な騎士団でした、それがまさかゴブリンに懐柔されるとは」
「恐らく2人の王女の同じです、目を覚ませるのは後回しにします」
女騎士達が剣や槍を持ってこちらに迫る、来いよチン負け女騎士団、ブサメン魔王が優しく倒してやるからな。
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