20本目〜21本目の剣 閑話休題
「主は加護を授かった。
一度だけの主の加護を。
しかし主は誤った。
一度だけを無為にした。
ならばもう一度与えよう。
一度だけをあと一度。」
「これがジェロの伝説です。一回ならば神をも超えてみせる。主と呼ぶに相応しい者。それがジェロ。」
なるほどね。
スー。
アーサーが剣を抜く。
ジェロが正面から構える。
アーサーが剣を下から上へ。
振り抜く。剣は手を離れ天を仰ぐ。
「聖剣は」
アーサーが天に手を掲げる。
「我が右手に」
手に聖剣が合致して前へと振り抜く。
「ありき!」
ズガン!
ジェロは10メートルほど吹っ飛んだ。
「どうですか?ジェロの真似をして一回しか使えないシリーズ。やってみました。」
「そ、それまで!ジェロが気絶してるのでアーサーの勝ちです!」
ジェロはすぐに宿舎の中に運ばれた。
「いやー。はっはっはっ。まさか真似をしたとはな。痛たた。さてと。帰るか。」
「はい?帰る?戦争するとか言ってたのに?」
「ああ。まあ、この体で戦争は無謀だ。ということにしておいてくれないかね?実際怪我で骨の二、三本は折れてる。つまり無理だ。」
「端的に言うとジェロは戦争する気が失せたと。言ってるんですよ。」
ソウナンダーシッテルー。
アーサーは 考えて ない。
「そうだ。彼をこの国に誘って放置したのを忘れていた。」
アーサーと空也の出会いまで
あとどのくらいか?
大した問題ではないかな?
20〜21本目の剣閑話休題読了。
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