第81話 月の明かり
月の灯りが私を優しく包んでくれる
火を灯してはいけない
街灯から逃れて
この場所に来て
荒野を染める金色の絨毯
誰も知らない
高原の輝く台地
太陽が登り
その台地を照らす頃
そこが焼け野原であってはならない
希望の大地
どうして
人が人を見下ろすことができるのであろう
できれば見上げていたい
責めてはいけない
責めるべきは心の中にいる悪魔
誰の心にも住んでいる心の悪魔
月の灯りが
優しく
貴女を照らし出すだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます