晴れの日と雨の日と思い空

第80話 霧が晴れる日

昨今

と言えば良いのであろうか？

多くの新興宗教やスピリチャル、そして占いなど

驚きを越えて犬も歩けば

いろんなところで目にする。

高野密教では

その経典の中に

いずれ多くの宗教が広まるであろう

然しながら宗教が人を助けるのではない

また、人が人を助けるのではない

人を救うのは神仏である

宗教とは、その神仏への道を説いているだけである

と書いてある。

聖書の中にも

キリストの言った言葉がある

私が死んでから多くの宗教が蔓延るであろう

曇りない眼で見極めなさい

みたいな言葉であったと思う。

スピリチャルは

神知学が始まりであったように思う

今では数えきれないほどの派閥があり

これも現代の宗教のように思える。

占いであれば占星術が始まりで

はるか昔は一つの数学であり

医学にも応用されていたと聞く。

話は逸れるが

科学も宗教のようなものであると思う

解明されていないものは信じないみたいな・・・、

今の科学で解明されているものなんて、ほんの少しなのに・・・、

本当の科学とは解明されていないものを解明することではないのか？

などとおバカが一人

物思うのである。

フランクルがトロント大学で最後の講演で言った

第二次世界大戦も終わり

人は生きなければならないというストレスから解放される

そして人は死を逃れる努力をしなくても良くなった時

精神的ストレスを感じ始め

傷つけ合う事でストレスの発散を行う

と。

著書には

恐れるものは神以外に何もない

と書かれていたように思うが

本棚で探してみようか？

おっと

珈琲を淹れようとしたフラスコが沸騰している。