第4話 羽ばたけ強く



部下を持つ上司や

生徒達を持つ教師

または指導者


人に何かを伝える仕事は大変だと思う


が?


教える側がどれだけ熱くなっても

それだけで教わる側に伝わるだろうか?


時には怒鳴ったり

いや、それだけならまだ良い方で

嫌味の連発


残念なことに

未だ根性論を打ち立てる昭和年代の指導者が少数だと思うが残存している


私は?と言えば

とある施設で教育指導をしてきた事があるが

私の生徒達は皆、私の教えてきた分野では

A,B,C,D,E,の五段階評価でAをもらって卒業した

自慢をしているのでは無い

(何故なら成績をつけるのも私なのだから、えへへへ!)


教育とは互いに歯を食いしばって歩んでいく根性論では無いと思っている

時には、生徒も我慢しなければならない時もあるだろう

それは教育者も同じこと

しかしそれは怒鳴ったり嫌味を言ったりする中で生まれて

我慢しようと思える類のものだろうか?

これを乗り切らないと良い成績がもらえないとか出世できないとか

そんな我慢って必要か?


それも教育というならそれでも構わないが・・・。

指導者にもよるが教わる側にもよるので

はっきりと区別できるものではない。


でもね

人を育てること

それが根性論であるとするなら

私の考えとは正反対になるのかなぁ


もっと言えば

教え育てると人を育てる

ということは全く異なっていると言ったなら

それは間違いだと怒られるだろうか?


獅子は崖から我が子を落として這い上がらせると言うが

(獅子の親は何も教えてないような・・・。)

格闘技等の世界なら成程とも思えるし

職人さん達の世界でもそういうのってあるだろうかなとも思う


ただ、こんなにたくさん言っておいて私の失敗は


私は私の生徒達と共に歩んできた

確かに周りからはやり過ぎだと思われて

上司に告げ口讒言をされてきた


それでも方針を変えなかったから

教育指導係から外された


ということは事実です・・・。


とかなんとか言っても

私の言いたかったことはひとつだけ


今現在、学校や職場で学んでいる人達へ

これから新しい世界で学ぼうとしている人達へ

確かに苦労はあるだろう

でも安心して学びなさい

未来は変わる

何故なら未来を変えるのは

あなた方自身なのだから


教育指導をする立場から去った私は残念だが応援することしかできない


若い人達へ

羽ばたきなさい、強く、力強く、高く透き通るような青い空を目指して

精一杯に羽ばたいて欲しい。

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