第2話 車づくり

のんびり暮らすと決めたはいいがまずは、俺が何て名前でどんな身分なのか確認しなくては。

「ちょっと!早く起きなさい、ノア」

「はーい!」

へー。

俺の名前、ノアって言うのか。

下に降りる。

「朝ごはん出来てるわよ」

ママはそう言って、ニコッと笑った。

なになに、今日の朝ごはんは… * ¹スコーン!

「いただきまーす」

手で持ってちぎって食べる。

うまい!

ジャムを塗って…

これもうまい!

「ごちそうさま!」

食べ終わったぞ!

「ねえママ、何すればいいの?」

「そんなの何をしてもいいわよ」

え!最高の転生先!

じゃあ、農耕でも、いやいや物作りも捨てがたい!

まずは、農耕から!

外に出て、畑に最適の場所を探す。

じゃあここで、畑を作ろう!

鍬で土を耕す。

3分ぐらいで耕し終わる。

俺、意外と力強い?

耕したはいいが、何を植えようか。

今は…夏っぽい。

夏に植えるものと言えば…キャベツ、大根!

じゃあキャベツと、大根植えよう!


ふう!植え終わった!

疲れたー。

いい汗かいたなー。

次は、物作り!

何作ろうかな?

車でも作っちゃおうかな?

本気でやってみよ!

まずは「エンジン」。

でも、エンジンなんてどうやって作るんだ?

* ²ググったらででくるかな?

でも、スマホ持ってないしなぁー。

そうだ!

ママに頼んでみよ!


「お母さぁーん」

猫撫で声でお願いする。

お願いするときの鉄則!

「なぁに?ノア」

「スマホ買って?お願いお願いお願ぁい」

「いいわよ。じゃあスマホショップ行きましょ」


俺とママはスマホショップに向かった。


ついた!


「どれがいい?」

えっ!そんなこと聞かれても…

じゃあ最新型のこれ!

「これでいいのね?」

「いいよ!ママ」

俺が選んだのは最新型のスマホ、折りたためるタイプのやつ、会社は、Skoshup(スコシュプ)社のスマホだ。

「こちらのスマホ、お子さんが使うでよろしいですか?」

スマホショップの店員さんが聞く。

「はい」


お母さんは会計を済ませた。

外に出て、家に帰ったら、

「これは5歳の誕生日祝いよ。大事に使いなさい」

と言われた。

分かってるよ!

さ!

本題のエンジンの作り方調べるか!

『自動車の製造工程で最初に行われるのが、鋳造と呼ばれる作業となります。

鋳造はエンジンをつくる際に、溶解した金属材料を型に流し込んで加工する行程のことです。

鋳造の技術は、エンジンの性能を左右する重要な役割を担っています。

型に流し込まれた金属は非常に高温で、作業員も防護服を着用して作業にあたります。

材料が冷やし固められたら型から取り外され、鋳物と呼ばれる加工物が完成です。

高温のなかで作業を行うため、慎重な仕事が求められます。

鋳造は日本の自動車メーカー各社が高い技術を持ち、日本車の性能を高めるのに一役買っているのです。

鋳造工程で完成した加工物を、次は専用の機械を使ってひとつのエンジンに仕上げていきます。

金属を削って形を丸く滑らかにしたり平らにしたり、穴を開けたりする行程です。

ここでは、作業員の経験や技術が必要とされます。

機械操作がエンジンの精度を高めるカギだからです。

現場では、より効率的に作業が行えるよう、設備や機械の性能、手順などが細かく調整されています。

品質を損なうことなく、スピードと効率性が求められる製造工程です。

丁寧な仕事が要求されるため、細かい作業が得意な人に向いているかもしれません。

自動車エンジンは燃焼により動作する部品なので、過酷な環境でも耐えられる強さが必要です。

そのため、エンジン部品には熱処理が加えられ、より耐久性が高まるよう加工されます。

高熱で一定の時間焼かれることで表面が強固になり、必要とされる強度に仕上げていくのです。

ただし、内部まで硬くなってしまうと、かえってもろくなってしまうという性質もあるので、バランスを見ながら熱処理が施されます。

熱処理は故障のないエンジンに仕上げるための重要な行程なのです。

最後に、それぞれ加工されたパーツを組み立ててエンジンが完成です。

まずひとつひとつの部品を洗浄したり塗装したりして、パーツとしての仕上げをします。

何万とある部品をユニットごとに組み立てて、細かい調整をしながら組み合わせていくという作業です。

組み立て作業が終わったら、さまざまなテストや調整を行い、完成となります。

エンジン組み立ての行程では細かい作業や調整が多くなりますが、完成品を見たときの喜びが味わえます。

このように、さまざまな行程を経て、ひとつの製品として自動車エンジンが完成するのです。(出典 job-con.jp)』

だそうだ。

半分作り方じゃないけど…

よし!

じゃあやるか。

調べたように!

まずは、鋳造!

作業服を着て、溶解した金属材料を型に流し込んで、材料が冷やし固められたら型から取り外して、鋳物が…



できた!

次は熱処理(高熱で一定の時間焼かれることで表面が強固になり、必要とされる強度に仕上げていく。ただし、内部まで硬くなってしまうと、かえってもろくなってしまうという性質もある)

難しいな!

でも仕方ない。

故障のないエンジンに仕上げるための重要な行程だ!



あっつ!でも出来た~!

最後に、それぞれ加工されたパーツを組み立てるだけ!

ここまで長かった!

ひとつひとつの部品を洗浄して塗装したりしてパーツとしての仕上げをして…

何万とある部品をユニットごとに組み立てて、細かい調整をしながら組み合わせて…

組み立て作業が終わったら、さまざまなテストや調整をして…

エンジン完成!

なっげ~

死にて~

でもここで生きる!

エンジンってこんなんでいいのかな?

まっいっか!

次作るのは…

フレームかな!





* ¹スコーン…スコットランド料理の、バノックより重いパン。

* ²ググ(る)…Googleで検索すること。

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転生したのでのんびり気ままに暮らしたい!〜異世界で最高の自給自足〜 猫野 丸(ねこの まる) @nekono-maru

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