第3話 ちょっと早い春休み

「流石に入学初日に物取りに行ったのは時期尚早だったか」


「なんで落ち着いていられるんだよ!!俺があの学園を卒業出来なかったらお前の目的も達成できないんだぞ」


「ふっ、そうでもねぇよ」


 至極当然の疑問を呈しながら怒りをぶつけると彼はしたり顔でこちらを見た。

それについて問いただそうとすると前触れなくベッドのそばの扉が開いた。


「そうだ、そこの彼が言うとおり君に限っては群青学園を卒業しなくても国取りをする方法があるんだぜ」


 扉を開けたのは昨日のガンマンもどきだった。何となく察してはいたが俺は警察署の医務室に運び込まれたらしい。空いた扉からちらりと見えた廊下には警察が行き来していた。


「俺は三島クモ、見ての通りの警察官だ。色々言わないといけない事があるが、まずは謝罪だな昨日の夜は悪かった。最近は群青崩れの質が高まった、といえばいいのか厄介な奴が何人か暴れていてな、こっちとしても手加減は出来ない状況なんだ」

 

 実際何人もやられていたからな、と三島さんは目の横を搔きながら付け加えた。

状況が状況とは言え問答無用で警笛を鳴らされたのはそのためか。

一人納得すると疑問が生まれた。


「群青学園を卒業しなくとも俺が国を取れると言うのはどういう事ですか」


「君は虎崎の人間だろう。今の白虎の代表はあまり統治に興味がないからな、適当な功績を立てれば君にだって白羽の矢は立つだろうさ。出身者の前で言うのは憚れるが、正直な所あの島を治めようなんて人間はそうそういないからな」


 元々学生の内の手柄を立てて復権の足掛かりの準備のを進める程度の考えだったが、自分が思っていた以上に俺はの目的に近かったようだ。

 それにしても他に欲しがる人間がいないから俺にもチャンスがあるって、白虎はどんな島なんだ。地図で見れば土地自体は他の島と遜色ない、あえて見逃す理由もないと思うが。


 「ま、あの学園を出るに越した事は無いが。群青崩れのバカを筆頭に功績を立てれば復学も出来るだろう」


「復学、出来るんですか?」


あぁ、と三島さんは相槌を打つとこう続けた。


「君停学処分だろう、そこの彼から聞いていないのか」


 俺は会話に口をはさむ事なくおにぎりを頬張り続けていたリュカに抗議の目を向けた。


「……同じ事じゃないのか?」


「違うわ!!」


この男に切れ者としての印象は最初から無かったが、今後の事実確認は自分で行おうと改めて思った。


「なぁにちょっと早い春休みだと思えばいいさ。そうだ君達の群青崩れ狩りだが、我々もある程度は協力する事になった。勿論対価としてこちらの仕事に参加して貰うがね。君達が倒した警官20人分の働きを素人の君達にやって貰うわけだから覚悟しておけよ。特に戌爪の方は他にも滅茶苦茶余罪があるから死に物狂いで動いてもらわないと本当に死ぬことになるぞ」


 リュカは手で三島さんを追い払いながらわぁったと気のない返事を返した。なんとも失礼な男だ。


「戌爪の方はともかく、虎崎君の方はしばらく休んでいなさい。後で使いをこっちに来させるから細かい事はその子達から聞いてくれ」


 ほら行くぞとリュカに手錠を掻けた三島さんは重たいとひどく驚いたのちに、思いのほか直に協力する彼を連れて病室を後にした。

 静まった病室を一人でいるのは何とも居心地が悪かったので、自然と備え付けの窓を覗いた。もういい時間なのか日はとっくに昇っており、通りには職場に向かっているのか忙しなく車や人々が行きかっている。


「……俺が居なくても何も変わりはしないんだろうな」


 リュカが家に来てから久しく忘れていた寂しさを覚え、一人ぼんやりと窓の外の世界を眺めた。


 結局リュカが病室に帰ってきたのは昼食どころか早めの夜食を食べたあとだった。

何でも彼だけは余罪が余りにも多かったせいで取り調べに手こずったらしい。

 いちいち同じ事をグチグチ聞いてきて暇なら見回りにでも行ってくればいい、とこぼす彼は余り堪えた様子は無かったが明らかな疲れが見えたのは以外だった。


「その様子だと暫くは俺とは違う理由でここに残りそうだな」


「やってられるかよ、いざとなりゃ俺は一人でずらかるからな。さっさと治せよ」


 酷くイラついた様子で椅子に座りながら貧乏ゆすりをする彼は初対面の時の威圧感は微塵も感じられない。

 最も同じ穴の貉となった今でも信用する気にならないのは俺の心が狭いせいだろうか。


「にしてもだ、確かに俺たちは武力だけなら木っ端兵どもにも引けを取らねぇが本職が調査なら俺達に取り立てて使い道があるとは思えねぇ。本業でも無い連中に一枚かませるなんてよくある事なのか」


 リュカは頭を掻きながら自分の持つ違和感について語った。それについては自分もおかしいと思っていた所だ。

 武力があった所で所詮むこうからすればやっている事はチンピラが粋がったのを止めただけのバカ二人だ。しかも片方は処刑が現実的な事をやらかしている。

 今更人員補充程度の理由で俺達のような素人に何かを期待するだろうか?


「分からないね。入学初日から群青崩れを捕まえに行くぐらい意欲的だから手元に置きたい、って事なのかもしれない。だがそれなら放っておいても俺たちは勝手に動くから、コントロールできる警察以外の戦力が必要なのかも」


仮にも国家権力にそんな事態が発生するかは疑問だが。


「なんにせよこの傷だ。俺の治りが早いと言っても数日はここを動けないだろうからその間何の準備をするか決めないとね」


「その程度の傷なら半日あれば治んだろう」


 無理をおっしゃる、むしろ銃創を数日で治す時点で大概おかしな治癒力だというのに余りにも見積もりが甘い。白虎の住人は傷の治りが早いのだろうか。

 行った事が無く、交流も無いのであまりカグツチ本土の外の島については余り知らないが、白虎とカグツチを挟んだ反対に位置する青龍はカグツチを含めた5島の中でも特に個人の武力が高いと言われている。

 実際家の道場でリュカと戦った時は素手でも武装しても一度も勝てなかった。


「君なら一人でも逃げる事ぐらいは出来たんじゃないか。なんでわざわざ捕まったのさ」


 そういうと彼はシーンと静まり、その口を閉ざした。

 またあのなぜここにいるのかわからない眼だ。何を言えば正解なのか、ただそれだけに考えを巡らせている。


「あそこで逃げると、お前に信用されないと思った。結局はそれだな、命かけさせておいて自分は逃げるとありゃ、まず今後が立ちいかねぇ。別に一から十全部俺を信じろとは言わねぇし、そうして貰おうなんて虫のいい事は望んでもいねぇが、お前が必要だっていう点では本気だ」


 信用が欲しくてあの場に残った。蓋を開けてみればたいした理由では無かったが、理屈は理解できた。やり方が拙いがそういう事もあるだろう。

 言いたい事は幾らでもあったが、この男を今問いただしたところで納得のいく

答えなど返ってこないだろう。


「そうか、まあいいさ。所で外でなんの話をしたんだい。結構時間かけていたけどまさか取り調べだけって事は無いだろう」


「そうだな、あの三島とかいうやつが言ってた俺達に動いて貰う事だが、冗談じゃないらしい。俺のもお前のも武器は明日にも返すとさ」


「あぁ俺も驚いたよあとから来た警察に説明を受けた時は冗談だと思ったさ。それこそ数週間は絞られると思っていたが、動けるなら明日からでもだってよ。もっともこの傷じゃあ、今渡された所で暫くは動けないだろうけどね」


 そう返すと、なら早く治せと小言を言われてしまった。本当にこの程度の傷ならすぐに治るらしい、羨ましい身体機能だ。


「ただ、俺たちが信用できねぇから監視は付けるとも言っていたな。なんでも三島の妹とその友人の指示を仰ぐ事になるそうだ。そいつらも群青学園の生徒だって話だし、お近づきになれば都合のいい事もあるかもな」


 素人がドタバタやって悪目立ちするよりかは国家権力の下で活動した方がいいだろ。そう結論づけると、昨日の戦闘で疲れた俺は傷を癒す為にもその後すぐに眠りについた。


次に目が覚めたのは、窓からの光が瞼を貫いて目を焼いた時だった。


「カーテンくらい用意しておいてくれよ、もしかしてこれが目覚まし時計の代わりなのか?」


 愚痴をこぼすが俺が寝た後にリュカはどこか別のとこに行ったのか周りには誰も居なかった。

ふとため息をこぼすと慌ててベッドを飛び降り、勢いよくドアを開けた。

トイレは何処だ。


「いやぁ若いってのはいいねぇ、まさか二日で完治して自力でトイレに向かうとは思ってなかったよ。ははっ、今度からはちゃんと尿瓶も配備するよう上に伝えとくよ」


「ええ、お願いします」


 あの後俺は寸前の所で決壊を免れたが、余りにも慌ただしくトイレに駆け込んだせいで署全体で小便小僧として知れ渡ってしまった。道行く人の優しい視線が痛い。


「まぁそう拗ねるなよ、君はケガが治った、そして体力も回復した。いい事じゃないか、おかげでこうして直ぐに署を後に出来る。むしろラッキーだよ、あっ運もついたんじゃないか」


「三島さんやめてくださいよ!」


 何がおかしいのか三島さんは笑いをかみ殺す事なく悪い悪いとこちらの背中を叩いてきた。

暫くと歩くと署の玄関に到着し、昨日リュカが言った通りに大太刀を返してくれた。


「いろいろあったけど恨みっこ無しで宜しく頼むぜ、代わりと言っちゃああれだが、今回の監視者は可愛い子つけといたから。同じ学園の生徒だったんだし、復学したらナンパしてみてもいいと思うぜ」


 後は二人に聞いてくれと言い残し三島さんは署の中へと消えた。

警察署の玄関を潜ると日が目を貫く。今朝の朝日もそうだがよほど日当たりがいいらしい。

 改めて風景を見るのには数秒かかった。

舗装されていない大通りが目の前で逆T字で合流しており、車や人が昨日の窓の風景と同じく行きかっていた。角度のせいで見えなかった地平は近代的な建物が所せましと立っており、服屋や、カフェ、レストランと言った一般的な人間が立ち寄りそうな店もあったが、重火器など規制の厳しい物を扱う店もいくつか見る事が出来た。

 俺の家の周りに比べて整理されている。はじめに抱いた印象はそんなものだった。


「え──嘘!!お兄ちゃんに一昨日捕まったのってシュウ君だったの!?ていうか服に合ってないね」


 突然の悲鳴に耳がと心が痛くなる。心を入れ替え、気合を入れる為にいつもは着流しを着ている所を流行りの洋服に変えているのだがセンスがありそうな人間にはダメだしを受けてしまう。

 俺のセンスはそれほどひどいのか。最もあの家の人間と相性が悪いだけなのかもしれない。

 声を上げたのは学校の食堂で出会った女子、三島愛だった。そしてその隣には卯田碧衣がいた。


「雲さんが厚生の余地がある群青崩れの面倒を見ろと言っていたが君だったのか。セクハラで退学を受けたのか?」


「いや公務執行妨害だよ、愛の方はともかくなんで貴族の卯田がいるんだ。言えた義理じゃないがこういうのは下々に任せて別の事に集中するもんじゃないか」


 腕を組み、苛立ちげに私にも事情があるのだ深く追求するな、と返されそれ以上は何も聞かなかった。


「じゃあ本当に君たちが俺達の監視役なのかい」


 一応復学の為の活動だ、いきなり大事を任せられるとは思っていなかったが俺と同じ子供の手伝いを押し付けられても埒が明かない。


「心配するな、愛はともかく私はこれでも幼少の頃から鍛えている。群青崩れを相手にするのも一度や二度では無い。貴様よりかは、とまでは言わないが心配される程弱くは無い。仕事も小物ばかりを相手にする事もないからな。愛は別だが」


「もう、碧衣ちゃん!!」


 ギャーと尾を踏まれた猫のように愛が吠えた。

 そういえばリュカが見当たらない。罪状が罪状故期待は出来なかったが聞いてみると任せられたのは俺だけらしい。昨日の口ぶりでは彼も参加するつもりで話していた様子だったが、やはり現実は厳しかったようだ。何か思いつくとも思わなかったが、後で策を講じてみよう。解決の糸口が見つかるとは思わないが、一応の義理はある。


「それで、俺は一体何をすればいいんだ。正直武力ぐらいしか取り柄は無いし、それにしたって特出する程の物ではないだろう」


「そうだったのか、報告だと手練れと聞いていたが」


「うんうん、警察を何人も返り討ちにしたんでしょ。弱いとは思わないけど」


 正直あれに関してはあっけなさ過ぎて戦いとは思っていなかったが、さすがに警察署の目の前でそんな事を宣う程能天気では無かった。

 それに三島さんには一方的に屠られた。あそこまで手玉に取られて身で、戦いが得意とは口が裂けても言えない。


「なんにせよ実戦経験はあの一度きりだ、土壇場の判断とかは期待しないでくれ」


 フーンと納得したようなしていないような態度を取られるが、事実は事実だ。

誤魔化すつもりは無かった。


「どのみち私達が監視者だ、いざとなれば私達の指示に従って貰う。肩の力を抜いていけ」


「そうだぞシュウ君、二人ともあたしの指示に従わないといけないんだからね。責任者はあたしなんだから」


 愛は自信たっぷりに慎ましいが確かに存在する胸を逸らし音頭を取る。


「じゃあ早速動くよ、シュウ君はまだ状況を知らないだろうしそこら辺を説明しないといけないからね。喫茶店コレットに行くよ」


「いや説明は歩きながらでいいだろう、コレットには後で行こう」


「俺としても二日も部屋に籠っていたから動きたい、そうしてくれ」


 行くぞと喫茶店に足を伸ばしつつある愛を碧衣が引きずりながら警察署を後にした。

 歩く事数分、あらかたの説明を受けながら昼間にしては人が集まっていない橋下の河川敷に向かい、買ったジュースを片手に地面に腰かけた。


「それで、群青崩れ狩りになるっていうのは分かったが、なんで今回は俺も参加する事になったんだ。今まで対応自体は警察が出来ていたんだろう?」


 ひときわ大きな石の上で炭酸に喉を揺らした愛が持っていたバックの中からA4サイズの紙を取り出し、資料を読み上げた。


「うーんとね、群青崩れ自体はいつもいてそれを考慮したうえで人員配置も行っているんだけど、どうも最近やたらと強いのが出たらしくてそれの対処が私達の仕事になるみたいだね。シュウ君も聞いてない?女の人を襲う男の人」


「俺たちが狙っていた男か、確か結構な身長で受けた刀ごと体を真っ二つにする剛剣の使い手だとか」


「そ、それが今回の相手だね」


「群青崩れは基本的に単独犯だ、故に乱暴を行えば直ぐにでも対処できるのだが。どうも三年生に上がる直前に退学を受けたらしい」


「で、やたらと強いと」


 あぁと返した碧衣が自分のポーチから愛のとは別の資料を渡してきた。

資料に乗っていたのはいかにもガラの悪いと思わせる人相の男だった。資料そのものは学生証を使ってものなのかバストアップである為身長は確認出来なかったが、大きな肩幅と太い首がその体格の良さを表していた。


「全く許せないよ。自分の為に他の人を無理やり使おうとするなんて、獣のやることだよ。直ぐにでも捕まえないと」


「その通りだ、出来る事なら今日中にでも確保するべきだ。幸い、というのは不謹慎だが目撃例は多い。然るべき対応をすれば発見そのものは迅速に行えるだろう」


 二人と過ごした時間は短い。だがそんな俺でも見て取れる程の怒りが彼女たちにはあった。

 俺は自分の為にこの大太刀を取り、そして奴を探した。同じ目的であると言っても実態は大きく違う。そういう意味では一度自分とは違う価値観を見てみるのもいいだろう。それにどうせ仲間になるなら気のいい人間の方がいい。

 これまで色々手伝って貰っておいて言うのは裏切りにも等しいとは分かっているが、どうもリュカは信用する事が出来なかった。

 分かりやすいのはいいが、自分の事しか考えていない態度を隠そうともしないあの男はどうしても不信感がぬぐえない。

 酷い事だと思うが数週間過ごした男よりも、目の前の子達のほうが仲間になれそうだ。


「あぁそうだな、俺達でその男の凶行を止めよう」


 目的を一つに一丸となった俺たちはまず────。


「いいよいいよチラリと見える足がいいよぉ」


「肩が出てる、セクシーー!!」


「金髪が赤いドレスとの対比で映えるねぇ!!」


「碧衣ちゃんおっぱいの形が美しい!!目線取られるよぉ!!」


 服屋で碧衣にセクハラしてた。


「お、お前ら……」


 今俺たちは服屋の試着室の一つを占拠して一時間近く、俺たちは碧衣に古今東西の衣服をあてがっている。もちろん遊びで行っているわけではない、捜査に必要な事だから行っているのだ。

 

「おいおい今こうして君に黄色い声援を送っているのは、君が頼んだからなんだよ。感謝こそされど、文句を言われる筋合いはないね」


「そうだぞ碧衣ちゃん。すっごく可愛いのになんでか群青崩れが襲ってこないからこうして男子のシュウ君に手伝ってもらっているんだから、真面目にやるのっ」


「そいつ性癖に忠実すぎるだろう!!着替えたら毎回足についてコメントが真っ先に来るし、……お前も気にしているんだから言及するな!!」


「足はアピールポイントだろう!!!!」


 この品評会を開始してから懇切丁寧に俺の正義を語っているというのになぜ理解できない。

 

「だいたい、私を見ていながら声をかけてこない男だおかしいだろう。自慢じゃないが、同世代に比べてもかなり成熟した体をしているんだぞ。……この前の食堂でも男が沸いたし」


「うーん、素材はいいし服もかわいいのに何で誰も来ないのかな」


 俺が捕まり、捜査に加わる前から彼女たちは警察の庇護の元独自調査をしていたらしい。だが自分たちで探しても目当ての男には当たらなかった為、男の被害者である娼婦達に扮する事でおびき出そうとしたらしい。

 セクハラにはなるが、碧衣は出るとこは出て引っ込むところは引っ込んでいる男の理想の体をしている。顔も美少女の部類だ。

 正直お近づきになれるなら今からでもナンパする。それが逆にこの作業を難航させていた。最初からある程度の人気を確保できる素材なので、これを昇華する一手が見当たらないのだ。


「俺からしても割といい線行ってると思うんだけどね、なんで誰も寄ってこないんだ。……一回俺を誘惑してみてくれないか?」


 それを聞いて碧衣は大きく息を吸い込み、意を決して口を開いた。


「へい、兄さん。私とあっちでイチャコラしない?」


俺たちの事なめすぎだろ」



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