第9話 ロイゼン王国に向って冒険者登録をします

俺の『トランザー』でロイゼン王国に向って走って行った。

其処に女性陣から色々と質問が飛び出した。

めんどくせえぜ!

まあ、俺は丁寧に答えるかな?


「正樹、この車輪部分ってどう言う風になっているの? 普通馬車だと木の車輪だった気がするなあ」


「明日香。この車輪部分は材料はある鉱石を錬成して鍛冶スキルで作った車輪でな、ステンレスに近い作りにしている。黒い部分は前に見つけたゴムに近い素材の木を見つけたので取り付けている。厚みは確か30センチぐらい?」


「そうなんだ....って! あんた、まるでタイヤそのものだって!」


「日本でのタイヤは空気を入れないといけないが、こいつは全くないのでパンクする事がないのじゃあ!」


「胸張っていっている....このバカ.....」


「まあまあ、明日香。正樹君って何オタクなのか.....みどり、わかんない....」


「みどりさん。其処は呆れた顔で言うのですよ? それと振動が全くないわ。以前に北海道で昔の住民が木製馬車を再現して乗せてもらった事があるの。乗ったら振動が酷くてでお尻が痛かったのを思い出したわ。正樹君、これって車のサスペンション見たいにしたの?」


「明菜さん、正解。そうだ、言うの忘れてた。明菜さん達ってスマホ持っていたっけ?」


「私は持っているわ。A○○LE社の方。みどりさんと明日香さんは?」


「私はと明日香もあります。そうだよね、明日香?」


「みどりと同じ機種って....正樹! あんたもみどりと私と同じ機種じゃんかあ!」


「すまん....憶えていないわ....。そのスマホ電源入れて見てくれる?」

明菜さん達に自分のスマホの電源を入れると....。


「「「電源が入った! なんでええ!」」」


「それな....説明してくれ! ラファエル!」


『どうかしたのか? 松風正樹君』


「「「ビックリしたああああ!」」」

何処からともなくラファエルの声が聴こえて女性陣は驚いた。


「それより、ラファエル。俺達の持っているスマホを女性陣に教えてやってくれないか? 俺は触っていたので大体はわかるけど」


『そうだな....君達が持っているスマホと言っている通信機を此処で使える様に私が改造した物で、君達のスマホ同士の通話とメールと言う手紙見たいな事が出来る様にしている。この世界の地図も登録したので道に迷う事がないぞ?』


「....と言う事だ。それで日本にいる人達との通話とか出来るのか?」


『それは無理だ。君達の世界が混乱になるからね? しかし、インターネットは見るだけなら使えるぞ? 電源は電気が発生する物に永久的に出来る様にしたし、壊れる事はないからね?』


「「「「.......職権乱用だ」」」」


『何を言っているだ。これは....君達に役立ってもらいたいから地球の神の土下座をしてお願いしてもらったのだよ? 感謝しなさい』


『お兄様....そう言いながら.....竜神勝彦様のゲームシステムを取り入れたのは誰なのですか?』


『そう言うエレナもなにわ○○を見て『この子達可愛い! この子たちが死んだら転生しょうっと』っとずっと私が作った石板タブレットをずっと見ていたのではないか?』


『私はフ○きょんが良いかも....胸がデカいから...って何を言わせる!』


おいおいおい.....兄は女優のフ○きょんのファンで妹はなにわ○○のファンになってしったのか....。

それを聞いた女性陣達は、


「「「........」」」

だた沈黙していた。

そして、ラファエルとエレナはたった一言言って....。


『『それではバイバイ○○!』』

と言って消えていった。


「ねえ....明日香、明菜さん.....」


「なに? みどり」


「みどりさん...言いたい事は分かるわ......「バイバイ○○」って....」


「「「幼稚園児が見ているアニメをみるんじゃない!」」」


「....俺は其処まで見ないからな?」

兄妹の趣味はわからん....それよりも「トランザー」の事も話さないといかん!


「それでこの世界の食材と調味料とかは近い物があるみたいなので料理にも使えるはずだ。見分けは「神眼」で確認出来るって言ったぞ?」


「そうなの?」


「そうだ、みどり。例えばこれはどうだ?」

俺はみどりに地中にあった芋を見せた。


「それじゃあ。「神眼・植物」.....こ、これって「馬鈴薯」じゃないの!」


「と言う事は「じゃがいも」? 次に「人参」見たいな物は?」


「明日香.....これは「人参」だよ」


「みどりさん。これはもしかして「玉葱」かしら?」


「明菜さん。正解です。まさしく「玉葱」その物です」


「後は、香辛料と肉があれば俺が大好きな料理「カレー」が作れるのでは?」


「ホントにバカだねえ....一番大事な物がないじゃん」


「何がないんだ? 明日香? ....なんで女性陣が俺を睨みつけるのだ?」

俺は女性陣の冷めた眼をしている事に疑問に感じたのだが.....。


「「「カレーには絶対に必要な物があるじゃない! お・こ・め!」」」


そんなにハモって言う事か!

.....そうか「カレー」には「ライス」が必要だったのを忘れてたわ!


「すまねえ...コメが必要なのは忘れていたわ。コメリンコ」


「「「お前! コメリンコじゃなく....ごめりんこだああああ!」」」

俺は女性陣にボコボコにされてしまった....。


「まあ、肉と別の調味料があればお米が無くても作れる料理があるから....調味料があれば話だけど?」


「「「.......」」」

みどりの言葉で沈黙した俺達だったが、俺は希望があると信じて....。


「ロイゼン王国に行けば調味料があるかも知れんぞ?」


「「「そうだね!」」」

本当にこいつらは......。

そうしている内に森を出てしまい、街道見たいな場所に着いた。


「正樹君。この街道を西に進んだらロイゼン王国の国境の街カイロンに着くよ?」


「みどり、何で知っている? ってスマホで分かったのか?」


「そうだよ?」


「今日の夜はみどりをイチャイチャする日にしようか?」

俺が答えると残りの2人が文句を言い始めた。


「正樹! あんた! 今日の相手は3人でしょうが!」


「明日香さんの言う通りです......本当に忘れているの? 今日は金曜日..闇の日だよ?」

そう言えば忘れていたぜ.....エッチする日を.....バカだなあ、俺って。

女性陣の処女を奪った日の次の朝、俺達は相談をして決め事をした。

それは.....誰がエッチをする日を.....。

月曜....雷の日はみどり。

火曜....火の日は無し。

水曜....水の日は明日香。

木曜....風の日は無し。

金曜....闇の日は女性陣。

土曜....土の日は無し。

日曜....聖の日は明菜さん。

と言う事になったのだ。

理由は簡単で女性陣の体力がない!って文句を言われたのである。

俺は絶倫と女性陣から言われたので、1日置きにする事になってしまったのだ。

とほほほほほ.....って言っても女性達に取っては良い欲求解消になっていたのである。

この先、もう一人妻が出来るのだが...それは後になるので話は此処までとしよう...。


そうこうしている内にケイロンの街付近に到着して俺達は「トランザー」から降りて、トランザーを亜空間収納をして行った。

その後、徒歩で1時間ぐらいにケイロンの街に到着した。

ケイロンの街はナイトハイムとロイセンとの国境の街でロイゼン王国では要塞都市と言われている。

近くに俺達が居た森があり、冒険者達がここの魔物を討伐していると『ロマリア・ネット』の情報で分かった.....マジで兄妹の神が作ったサイトとは思っていなかった。

要塞都市ケイロンは中央に冒険者ギルドを中心に東西南北に色々な区画があって、北区画には貴族や上流領民がいる地区、西区画には一般住民区画、東区画には商業と宿泊区画で最後の南区画は門入り口に警備宿舎と騎士団がある区画になっている。

入り口は南と北に門があって北の門は脱出する為の門で、主に南の門が入り口になっている。

南門には冒険者&一般市民専用と商人専用と貴族用に分かれていて、俺達は一般市民専用の受付の場所に向った。

その場所には多くの住民や冒険者達が並んでいた。


「結構並んでいるわね? 正樹君」


「100人ぐらい並んでみたいだ。俺達は一番後ろに並んで行こう」

俺達は並んで待っていて30分後には俺達の番になっていた。


「ようこそ、要塞都市ケイロンへ。此処に来た理由は?」


「はい。俺達は森にある小さな村から来ました。その村は魔物に襲われてしまい俺達以外は全滅したんだ。以前、俺の親父から聞いた話では此処に来ると冒険者登録が出来ると聞いて逃げて来たんだ」


「そうか....それは可哀そうな事だね。此処に入るには料金がいる金額は一人銀貨5枚。君達4人だと銀貨20枚だよ? 冒険者登録をしたら冒険者カードを提出したら出たり入ったりする事が無論無料だ」


俺達は兄妹の神からもらった銀貨20枚を受付の騎士に渡して簡単に中に入る事が出来た。


「此処からまっすぐに進むと大きな建物があるそこが冒険者ギルドだ。そこで冒険者登録をして冒険者カードを貰ってくれよ。頑張りたまえ」


そう言って騎士は去っていった。


「それじゃあ、冒険者ギルドに行こうか?」


「「「うん!」」」

俺達は冒険者ギルドに向って行ったのだった。


******

冒険者ギルドは街の中心にある3階建てで一階は食堂兼酒場、二階が受付で三階がギルドマスターの部屋と会議室がある。

地下にはギルドの建物の3倍の広さの空間があって、其処は魔物解体場になっている。

俺達はギルドの中に入ったら.....その場に飲んでいた冒険者らしき人々が俺達、いいや俺の女性陣に色目を付けていた。


『おい、見ろよ。美女が3人いるぞ?』


『どれどれ.....マジで綺麗だな....俺はあのデカイ胸をした長い髪の女がいい』

みどりの姿を見て言うな!

まあ.....胸はデカイけどな。

『俺は隣の短めな女だな』

明日香も人気みたいだ....こいつらはこんなのが良いのか?

『俺は清楚な女性が良い。癒して欲しいぜ』

明菜さん。清楚って言っているぜ.....本当はそうでもないけどね?


『そして、あの男はあの女性との関係は?』


『執事だろう....パッとしない顔だが役に立たないだろう』

俺が執事だと!

お前ら....人物鑑定すると殆どレベル50以下じゃないか!

俺が思っている時、5人のイケメンな男達が俺達に声をかけてくる。


『其処のお嬢さん達。何処に行くのかな?』


「何ですか? 私達は冒険者登録をしに来たんだけど?」


『それなら案内するよ? その後、俺達とパーティ組んでくれない? その代わりに今晩付き合ってくれる?』

こいつ....この世界でナンパしているんじゃないわ!


「そこのおっさん。この女性達は俺の所有物だ。手を出すなよ?」


「「「所有物って(まあ。本当だけどね)」」」


『何言っていやがる下民! お前はこのお嬢さん達の下僕じゃないのか?』


「違うぞ。冒険者登録してパーティを組むんだからな? 2階に受付があるみたいだ。明日香、みどり、明菜さん。行くぞ」


「「「分かった」」」

俺達はイケメン男達を無視して二階に上がって行く。

二階に着いたら新規登録の受付に向かい、受付の人に声をかけた。


『いらっしゃませ。新規登録ですか?』


「はい、俺と隣にいる3人の女性達の4人を登録する。登録したらパーティを組むのでそれもお願いしたい」


『わかりました。ではこの紙に氏名、年齢、職業を書いたら、この水晶に手を触れてくれますか?』


「「「「わかりました」」」」

俺達は書類に記入して水晶に手を触れた。

水晶から光ってそれを見た受付嬢が....ピクピクと顔を歪めた。


....俺達は冒険者登録する時にある工夫を施していたのだ。

それが....これだ!


『最初にアスカさんは.....ええええええ! 剣士レベル60ですって!』


『次のミドリさんは.......神官レベル60.....。アキナさんは.....魔法使いレベル60......最後にマサキさんは.....魔法戦士?ってそんな職はないはず....でもレベル8ですって!!!』

俺達の内容を聞いたイケメン男達は更に女性陣に声をかける。


『なあなあ。こいつ....レベル8だってよ! ねえそこのお嬢さん達、マジで俺達と組まない? 色々教えてやるぜ....その代わり俺達の夜の相手をお願い』

こいつ.....バカとちゃうのか?


『あのう....Dランクのイカロスさん、バッグさん、それとドンキーさん。言い忘れましたが、マサキさんの職は魔法戦士レベル80ですよ? 貴方達よりレベルが高いのです....。それで本来ならFランクから始めるのですが....過去に魔物討伐を皆さんしている見たいなのでCランクから始めます』


『なんだって! 全員Cランクからだと! 嘘を言ったらダメだよ? エリカちゃん』

この受付嬢の名前はエリカちゃんだったのか?


『イカロスさんには登録する前に説明しているかと思いますが、この水晶は『人物鑑定』の魔道具で過去に魔物討伐している内容まで表記しているのです。確か....貴方達3人は各自でゴブリン20体とコボルト10体でしたね? この方達は.....アスカさんがゴブリン200、オーク150、オーガ50。ミドリさんは回復職なのですが、ゴブリン100、オーク50、オーガ20。アキナさんはゴブリン200、オーク150、オーガ50です』


『『『なんだって! じゃあ、この下僕は?』』』


『マサキさんが一番倒しています。ゴブリン300、オーク200、オーガ100です....。つまり貴方達より強いです!』


「分かったか?」


『『『分かりました!』』』

イケメン三人組はその場から逃げて行った。


『それでマサキさん。アスカさんとミドリさんとアキナさんとパーティを組むのですね?』


「はい、そうです」


『それではパーティ名はどう致しますか?』

受付嬢エリカの質問に俺は答える。

それは拠点から出る時に俺達が相談をして決めたパーティ名だった。


「パーティ名は『銀の妖精シルバー・フェアリーズだ』」


「『銀の妖精シルバー・フェアリーズ』ですね? パーティリーダーはマサキさんで良いのですか?」


「それで頼む」


こうして俺達4人は冒険者登録とパーティ名「銀の妖精シルバー・フェアリーズ」の登録をするのであった。


~作者より~

遂に冒険者登録とパーティ名の登録が出来ました。

これで第一章は終わります。

次回から第二章が始まります。

此処から4人の冒険者生活が始まりますのでお楽しみ下さい。

前作「FANTASY・ROMALIA~異世界召喚された無能な俺は本当のスキルが覚醒して4人の嫁達と一緒に無双します~」に登場しました最後のヒロインであるクラリス=ガーネットの登場はまだですのでご了承ください。

出来れば評価ポイントと応援メッセージをお願い致します。


追伸

掲載日に関しては不定期ですので次回出るまで待って下さい。

出来るだけ急いで書いていますので.....。




















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る