焼き鳥といえばって……？

第1話

A「焼き鳥といえば？」

B「なに突然……」

A「ん？　お前がどのくらい知ってるかを調べてるんだよ」

B「どのくらい知ってるかで何で焼き鳥？」

A「……好きだから」

B「単純」

A「うるさい。早く答えろ」

B「……はいはい。焼き鳥といえば？　それは～……焼いた、鳥」

A「え？」

B「だから、焼いた鳥だって。だから焼き鳥だろ？」

A「いや、確かにそうなんだけどさ……もっと他にあるだろ？　ほら、有名なところとかさ」

B「有名なところ？　なんだそれ。全く知らん」

A「えぇ……。そんなものなのか？」

B「そんなもんだよ」

A「……俺がおかしいだけか」

B「今更？……それで、お前はどうなんだよ？　焼き鳥といえば」

A「そりゃあ今治だろ」

B「え？　今治ってタオルのところ？」

A「そうだよ。あそこ焼き鳥も有名なんだぞ？　知らなかったのか」

B「……いや、お前みたいにガチ勢じゃないから……」

A「それはほかの焼き鳥好きに失礼」

B「……へいへい。てか今治ってどこにあるの？」

A「愛媛県。県庁所在地じゃないから覚えられないか」

B「……へぇ。四国か」

A「うん」

B「……なんか、おなかすいてきた。お前が焼き鳥の話なんかするから……」

A「なんで俺のせいなんだよ。焼き鳥おぼってやるからだまれ」

B「え～やったー」

A「一本だけな。コンビニの」

B「今度今治にも連れてって」

A「……やだ。コンビニ行くぞ」

B「ちぇ。まぁいいや、おごってくれるだけまし」

B「……ぅんま」

A「皮タレなんだ」

B「昔っからこれが好きなんだよ」

A「俺はやっぱもも塩が好き」

B「好み別れるな」

A「ね。コンビニでこれだけ食べれたら満足。おいしいし」

B「……お前みたいになると飽きそう」

A「飽きるわけないだろ」

B「さぁ、どうかな～」

ちなみに私はももタレが好きです(ド定番)