fragment9 らびりんす

 つぎそそがれる たわむれのぎしきに

 はうように はいりこんでくる

 しゅうちという えきたい



 ふうかしたまま らびりんすに

 おきざりにされた あたしの 

 おくびょうと 

 あなたは かってに まぜあわせて


 かぜがふくたびに それはかたまり

 いつしか それなりの いごこちをつくった    

 

 あきらめては またおもう  

 てきいをいだいては またふかくあいしていく

 

 ひいてはみちる なみのせつりにもにて

 かなしいものね


 むじゅんにみちた あいとにくしみのめいろで 

 であった しゅくめいを うらんでも

 あなたは ただ わらうだけ


 どうして きがついて くれないのかしら


 あたしが すべてを 

 かくすことが できなかったとしても


 あなたに どれだけの

 ゆうきが あったとしても


 ゆうしゅうな ぶりーだーとしての

 まなざしを あなたが すてないかぎり

 ふたりに ひかりなど さしたりしないのに

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詩集 オーパーツ 瑠璃光院 秀和 @rurikouin

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