公園での記憶(ショート)
@enpi_tun
公園の記憶(ショート)
遅い時間。それは夕方5時とかを過ぎた時間だろうか、夕日も落ちていて暗かった。
暑い記憶はなく、どちらかと言うと肌寒かった気がする。夏の終わりか秋か…
そんな時間に公園で友だち2人で遊んでいたんだ。大きな山が公園内に大小いくつかあって、滑り台がてっぺんにあったり木で出来たプロレスリングみたいのがあったり、野球の出来るスペースもあった。山から自転車で猛スピードで駆け降りる危ない遊びもした。駄菓子屋も食べた食べた…小学校の登下校で通るいつもの遊び場だった。
そんないつもの遊び場に当たりが暗くなるくらい友だちと2人で遊んでいると、私たちより歳上な人たちが、公園に石の記念碑があるんだけど、座ったりしていいのか分かんないけど座るのに丁度良いスペースがあってそこで飲んだり食べたりしてるのが見えた。
あんまり気にしてなかったから、気付いたら誰もいなくて…飲み食いしてた物だけが残ってた。そう、誰もいないのが気になってその場所に友だちと近寄った。多分缶ビールもあったかなぁ。ただただ興味だけで見に行ったんだ。
そこへ、どこからともなくお姉さんが現れた。今思い出そうとしても20歳過ぎてるから分からない…けど優しそうで可愛い感じの人だった気がする。
お姉さんが、
「ここ見張っててもらってもいい?食べてもいいから」
そう言われた。みんなが戻ってくるまで居てほしいのだろう。頼りにされたのが嬉しかったのか承諾をした。ただひたすらそこにいた。食べたりしなかった。
ここから余り記憶にない。
お姉さんとかみんなが戻って来たから帰されたのだろうか。そしてわたし達は何時まで公園にいたのだろう。
そんな昔の記憶。
公園での記憶(ショート) @enpi_tun
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