第二服 同乳連枝(参)
高国の意向を受けた朝廷は、
伊勢貞忠は足利義澄・義稙に仕えた
飯川国信・大舘尚氏はともに奉公衆であり、幕府直属の軍事や代官などを務めている。特に大舘尚氏は父・
その将軍を支えていた細川氏は永正の
三好之長は阿波守護細川
久米氏というのは伊予の
これの一族が阿波へ入り、三好郡に土着して勢力を伸ばしていく。主家である小笠原氏の姻戚となり、主家が没落すると、これに取って代わったのである。
そして細川
そして、
高国勢の包囲を破れなかった之長は
千熊丸の父は三好長基という。細川澄元に仕えた之長の四男であり、嫡子の
「
親しげに
「いやいや、
蔵人とよばれた好々爺は、三好長基の叔父で
「蔵人などと呼んでくれるな
高々と笑い声を挙げる三好之秀につられて
商人として何ができるかなどという気はない。ただ、出来ることをする――
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