焼き鳥屋デート

シカンタザ(AIのべりすと使用)

焼き鳥屋デート

焼き鳥屋でデート。もも、ねぎま、皮、つくねとソフトドリンクを注文。

「うん、おいしい!」

「だな」

一通り食べて満足したところで、俺は切り出すことにした。

「あのさ、ちょっと話したいことがあるんだけどいいかな?」

「何? 改まってどうしたのよ?」

「いや、俺達って付き合ってるんだよなって思ってさ」

「そうだけど……急にどうしたのよ? 何かあったの?」

彼女は不思議そうな顔をしている。

いきなりそんなことを言い出したら、確かに疑問を抱くだろう。

だから、ちゃんと説明しようと思う。

「前にも言ったけど、俺が告白して付き合い始めたわけじゃん?」

「そうね」

「でもさ、俺からしたら沙也加はずっと前から好きで……。それで、やっと付き合い始められたわけじゃん?」

「うん」

「なんか実感ないんだよね。俺達はもう恋人同士なんだっていう実感がないというか……」

今まではただの友人関係だったのだ。それが、突然恋人になったと言われてもピンとこなかった。

「いや、恋人同士でしょ……それより食べましょ!」

「もつ鍋です」

店員が二人分のもつ鍋を運んできた。

「そうだな。食べよう」

二人は焼き鳥ともつ鍋を食べる。

「おいしいわね! このお店当たりじゃない!?」

「ああ、うまいな」

こうして夜は更けていく。

食べ終えた後、二人は家路につくことになった。

「今日は楽しかったわ」

「俺もだよ」

「じゃあ、また明日学校でね」

「おう」

彼女は自分の家の方角へ歩いていく。

(ん? あれは?)

その途中で沙也加の姿を見つけた。そして、彼女に声をかける。

「おい、待ってくれ」

「えっ、な、何?」

彼女は少し慌てた様子を見せた。きっと誰かに見られると思っていなかったのだろう。

「送っていくよ」

「べ、別に一人で帰れるし大丈夫よ」

「でも、危ないかもしれないだろ? それに、二人でいた方が楽しいしさ」

「そ、そうかもね……」

それから二人は歩き始める。

しばらく無言の時間が続いた。

しかし、やがて沙也加の方から口を開いた。

「ねえ、覚えてる?」

「何を?」

「私達が付き合い始めた時のこと」

「もちろん覚えているぞ」

あの日のことを忘れるはずがない。だって、人生で一番幸せだと思える瞬間だったのだから。

「あの時はまさかこんなことになるとは思わなかったなぁ……」

しみじみとした口調で呟く。

「ほんとだな」

「私が告白されてOKした時、あなたすっごく驚いてたわよね。本当にいいのかって何度も訊かれた気がする」

「……そうだな」

恥ずかしくなる。

「もう遅いし帰りましょ! じゃあね」

「じゃあな!」

家路についた。

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