第30話 冒険者と農園

冒険者ギルドにいつもの5人で来た。


帝都のギルドは相変わらずデカイ。シルヴィが先導してくれる。


よく仕事に来てるそうだ、なので、テンプレはない。


「ようシルヴィちゃん今日も仕事かい」

「シルヴィ森行くなら、サポートしましょうか」

「友達連れかい」

「今日も萌え、踏んで欲しい」


したわれてる様だ、最後に変なやついたが、まあ大丈夫そうだ。


依頼のボードに向かう、依頼は多いが、森が危ないので滞っているようだ。


ギルドから大きく注意書きがされている

『一人で請けれるのは、森以外、森の依頼は復数人、学生子供はベテラン必須』


リザードが出たことにより依頼制限が設けられた。


依頼見ていると、街の雑用係も多いようだ、便利屋組合とも呼ばれる。

それの集まりが冒険者ギルドのようだ。


会社でやっているチームもあるようだ。

まあ、普通そうだわな、儲けが出るなら会社にするか。


「おう嬢ちゃん、友達か?」

筋肉がすごい、ボディビルダー、その言葉が合う、女性だ、シルヴィの知り合いらしい。


「何か仕事の分担、手伝ってくれるなら、紹介するぜ嬢ちゃん」


「何時もありがとうシバタさん、今日は直接依頼、受けるか決めてないよ、皆は依頼、初めてだしね」


「そうだな、街の依頼も良いし、森も悪くねーが、森なら俺らとの方が、良いと思うぜ、魔物の減りが悪いらしい」


「なんにするか、皆で話してから考えるわ」


「おう、決まったらいつでも言いな、人出も貸す、歓迎するぜ」


二人の会話は終わり皆で相談に。


「うちが考えるのなら、まだ皆戦いはリスク大きいから、街の依頼でええと思うよ」


「そうね忍も含め戦いなれしてないし、急ぐ必要も無いので、街依頼で良いと思う」


「私は稼ぎたいけど皆始めてだし無理は必要ないと思うよ」

コノエにユカリ、シルヴィが同意した。


「ボクもそれで良いと思うよ、リザードみたいなのが、出てきても危ないしね」


正直俺も、あのリザードはやばかった、一歩間違えば死んでた。

「俺もアユムに賛成かな」


皆で街の依頼を受けることに。


問題はシバタさんの仕事を手伝うか、俺らでやるかだな、シルヴィに助言を請う。


「そうね、工場や生産所の手伝いか、後は、特殊依頼か、特殊は引越しや、ごみ処理、掃除、調査なんかもあるけどね、依頼と見比べかな」


依頼ボードを皆で見てみることにした。


しばらく5人で議論した後、農園の収穫及び護衛に決まった。

『果実収穫、初心者歓迎、5、6名、最低報酬、一人銀貨5枚、あとは出来高、護衛できる方歓迎』


ボードから剥がし、受付へ。

「はい、果実収穫、依頼受付ました」


「初めての学生さんですね、説明はご入用ですか」

聞いたほうがとの、シルヴィからの意見で、教えてもらった。


基本、アルバイトと同じ、罰則はあるが法に触れる事をした場合になる。

窃盗や傷害がそれにあたる、最悪強制労働もあるらしい。


依頼者に罪が有れば審査で決まる、その場合依頼者が厳罰となる。

依頼とまったく違う仕事とか、犯罪や悪意のある依頼の場合である。


依頼不履行は罰はないが、個人の信用は落ちるとのこと、最悪、出入り禁止もある。


早速帝都を出て農場エリアへ向かう、別で仕切られてるらしい。


農場で依頼者に会った。

「おお、良く来てくれたね、メロンの収穫で大変なんだよ」


畑に案内される、大量のメロンが鈴なりである、日本のように剪定はしないようだ。


「収穫のお土産に出来高でメロンあげるよ、収穫は本体を持ってこんな感じ」


収穫の仕方を教えてもらいながら収穫、女性陣の目輝いた。

獲物を見つけた猛獣のようだ、メロンが貰えるでモチベーションが上がったようだ。


この世界ではそんなに高いものではないが、甘いものは正義のようだ。


「敵が来たぞ学生さん頼む、あいつに食われるんだ」


網で取り、畑から出して倒す、弱いが収穫しながらになるので大変なようだ。


犬並みの大きさの芋虫は迫力がある、見た目はアゲハチョウの幼虫みたいだ。


水の取り入れで壁が作れないらしい。撃退と、収穫も済んだ。


「ありがとう、あの芋虫が一番大変なんだよ、畑で倒すと果実が汚れるからね、報酬は金貨三枚とメロン持てるだけで良いかな、なんぼでもいいよ」


了承して、依頼書にサインを貰った、女性陣は箱で、俺とユウキも持たされた、そこまでして欲しいか、ギルドに行き、完了報告。


「依頼終了と、追加報酬は物品ですね、そのまま持ち帰りください」


金貨3枚を受け取り、皆でオダ邸に、メロンさすがに多い、貰いすぎ。


「あら、今週もいらっしゃい、荷物重そうだから中にどうぞ」

しずくさんが迎えてくれた。


ヤガミさんとカグヤさんが皆の箱を持ち応接室へ。

「メロンですか春の旬ですな」


「ヤガミ一箱分調理をお願いして、屋敷者にも出して」


結局多すぎたので全部、オダ邸で預けることに。


休みはあと1日だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少し遅れました。更新再開 10話間にストーリー追加、書け次第

帝都編くどい所を修正。31話は12時にUP



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る