第29話 学園と不穏な空気

一通り、からかわれた後ノンビリ紅茶今日はマンゴー風味だ。

バリエーションが多い。


遠慮なく嫌がらせで、みんなの胸をガン見、呆れられてますはい。

暫くしてしずくさんが帰宅、しずくさんにはさすがに出来ず自重。


食事とあいなった、今日は天丼であった、トン汁かと思ったが今日は肉が鳥だ。


食事が終わり応接室へ、しずくさんから話があるようだ。


「今日はお疲れ様、リザードが出て大変だったのね、ヤガミから聞いたわ。

それで明日は騎士団が、森に調査に入る事が決まったわよ」


まあ無理も無い、一足飛びで強力な魔物が出たからな。

学校に戻る準備をする、明日朝に皆で送って貰う事が決まった。


後はまあ今日の報告で俺の話が出た。

「年頃ねぇ忍君も、ただ、見たいのは分かるけど、誰でも見てたら女の子、ついて来ないわよ」


意外とアドバイスが貰えた、参考にしよう。

つまりアタックするなら、絞れと言うことだ。


風呂の時間になり、今日はさすがに満足したのか、皆からかわなかった。


風呂も終わり自室に戻る武器の手入れをしようと、刀を抜いたが今頃に震えがきた。

血のりが残っていた、慣れてきたが気持ちの良いもんじゃねぇな。


片付けて、ポイント確認、1000P、増えていた、就寝した。


翌朝カグヤさんが、布団を引っぺがさず、起こしてくれた。

「大丈夫ですか、かなり、うなされてましたよ。汗もかいてるようなので、シャワーにでも行ったほうが良いですよ」


シャワーを浴び少しスッキリした。


皆も制服で食堂に集まる、朝食はサンドイッチだった弁当にもしやすいので、兼ねているようだ。

「今日は学園に直行、忍はだいぶ落ちついたね、吹飛ばされてたから」

ユカリが気を使ってくれた。昨日のからかいも、そう思いたい。

少し体は痛いが、学校に行かねばならぬ。


食事が終わり5人を乗せた馬車が学園へ。


あれから一週間、何事も無く時間が過ぎ、再度週末に、昼食で話をする。


「あれからCクラスどう」


「落ち着いてるけど、どうもアシヤが行方不明、ゆう噂が流れとるな」


「私もみずきさんから連絡来て確認があったよ、事実らしいわよ」


「ボクも噂は聞いてるね、普通恥になるから表に出ないんだけど」


「私は森り人だから、貴族のことは、わかんない」


どうやら全クラスに噂が流れてるようだ。

「いつから居ないんだユカリさん、みずきさんからの連絡で何かわかってる」


「詳細は分からないけど、運ばれてから翌日には居なかったみたい」


「なんや、怪しくなって来たね、Cクラスなのが問題やわ」


「確かにそう思うな、俺でもここで失踪の話が出るのが、おかしいと思う}


何かいやな予感がするんだが、ハッキリとは判断がつかない情報が少ないのだ。

昼からはミヤモト先生の授業が。


「能力は、潜在能力に左右される、平等ではない、引き上げるには訓練がひつようだが…」


授業があるが、普通に講師でいやな感じも無い、考えすぎにも思える。


ミヤモト先生自体は、可も無く、不可も無く、ちゃんと授業してくれる。

以前の悪寒は先生では、なかったのかも知れないな。


「特に問題あらへんよ」


「こっちも問題ないかな、人気は高くないがな」


「この間、学年主任と、ミヤモト先生話してた、研究がとか、普通の話をしてたわ」

ユカリからも問題ないとの話があった。


全体の話としては凡人、騎士団長をしてたとは思えない感じ。

逆にそれが引っかかるんだが。


一番は元騎士団長がなんで、研究の講師かだ。

普通なら、剣術の先生だろう、ここが違和感なのだろう。

しずくさんも、そこを気にしていた。まあ学生だから、陰謀とかは大人に任せよう。


「議論してたけど、俺ら学生だからな、何かあっても、俺らが解決できない」


「それもそうやな、複雑に考えても、らちがあかんからね、何も出来ひんわ」


ユカリから明日の話になる。

「森は今は立ち入り制限でてるわよ、学生はベテラン同行で無いと、入れないみたい」


「それ聞いてた、あたしは留学生だから、お金稼げないとキビシイんだよね。

冒険者で、金稼ぎしてたけど、休日どうすっかだよね」

森人のシルヴィは留学生、金稼ぎ優先らしい。


「ボクもそうだけど冒険者に、何があるかギルド行ってみる」


「そうだよね、私も稼ぎないと、買い足したい、ものあるし良いかも」


「じゃあ今週末は冒険者ギルド、見に行くでいいかな」

確認に皆がうなづく。


こうして休日のスケジュールが決まった。


〇校舎別階では、学年主任とミヤモト先生が話していた。


「先生実験のほうは、どうですか」


「主任、簡単には結果は出ませんよ、無茶言わないでください」


「先生のために、色々用意したんですよ、結果を出してもらわないと困ります」

にやにやと下卑た笑いをしながら話す。


「結果は直ぐ出ません、いい加減にしてください、納得はしてないですから」

嫌そうに先生も話す。


「クズ共に見返してやりたいんでしょう、なら、協力してくれないと」


「くっ、気に入りませんが従います」

心底嫌そうに返事をしていた。

返事を聞き主任は満足そうに笑っていた。


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次回、冒険者ギルド

5/24改稿で手間取ったため投稿1日休みです。

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