第28話 森と退却と秘密
ユカリが、シルヴィのサポートについた。
先ほどから、組んでいるメンバーで、バトル再開
ゴブリン戦と同じ陣形で、戦闘が始まる。
事実上の1対1の戦いなので、かなりきつい。
ゴブリンより、強そうだった。棍棒や槍なのでリーチが敵の方が長い。
シキモリさんはバスターソードで、オークを吹き飛ばした。
首を攻撃して、トドメを刺す。
直ぐにユカリ、シルヴィパーティをサポート。シルヴィに一息つかせる。
シルヴィは魔法での、けん制に変更。3対1になり有利に。
形勢が有利になり魔法で目潰し、2人が攻撃で隙を突き決着。
次にカグヤさんもハルバードで、1度弾かれたが直ぐに対処。
足を先に攻撃し、倒れてところで、首に武器を振り下ろし、トドメ。
俺は回避中心で、隙に合わせて攻撃がやっとだ。
カグヤさんが倒し終わり戦況が逆転、2人で攻撃で直ぐに決着がついた。
コノエ、アユムパーティは、アユムがけん制して、コノエさんが斬る。
カグヤさんと俺が向かう。
4対1になり、直ぐに決着は付いた。
「オークがこんな所で、集団で出てくるのか。大丈夫か、学生さん」
「はい、依頼のために森に来て、オークに遭遇、逃げ切れず、戦闘になりました」
「これは早く戻ろう、騎士団じゃないと危ないな」
シキモリさんが全員で、撤退の指示を出す。
トドメを刺した、オークはとりあえず放置になり、急いで離れることに。
全滅もありうるので、逃げるとの判断だ。
サポートがシキモリさんで、撤退を始めた。
オークの悲鳴のような、鳴き声が聞える。
何か来た、木が折れる音がする。
「アースリザードか、それでオークが奥から来たのか」
アースリザードはオークを次々襲う。えさを取られると思ったようだ。
こちらにも戦闘態勢に、竜ではないが、大型のリザードは恐竜のような感じだ。
さすがにシキモリさんと、カグヤさんが前に出た。
「慣れてる俺たちがメインで戦う、皆はサポートを頼む」
いきなり強敵、レイド戦に突入した。
飛び上がった所に、シルヴィがアイスランスを、コノエはウインドカッターで攻撃。
目や足を狙う、俺とユカリとアユムは、後に出来るだけ回り込む、後ろ足を狙う。
3人で後ろ足に交互で攻撃、尻尾がきた反応が遅れ、弾き飛ばされた。
木にぶつかり止る、肺から空気が出切る、気を失いそうになる。
反対からユカリとアユムが、足を攻撃し傷が入る、皮膚はそこまで硬くない。
少し、うずくまったが、息ができるように、立ち上がる
コノエが俺が立つまで、前に居てくれたようだ。
「いくで、いけるか」
あちこち痛いが、何とかいけそうだ、うなずく。
カグヤさんとシキモリさんは。正面からぶつかる。
暫く攻撃しては引きで、中々きつい尻尾も強烈だ。
段々動きが落ち、ついに横倒しになる。
首にハルバードとバスターソードが食い込み、動きが止まった。
戦闘終了である、尻尾と角を切り取り馬車に戻る、大きすぎて運べない。
ヤガミさんも、馬車の準備は終わらせていた。
「ゴブリンが出てきましたか、リザードですか」
直ぐに馬車を走らせ、帝都に戻る。
街に着き、冒険者ギルドへ移動。
ギルドに入ると受付で説明した、中年の男の人が来た。
「会議室で、ここでは細かい話が出来ないので」
「主任のサカタです、アースリザードがあるとか」
シキモリさんが、大体の場所を説明した。
「わかりました、、ギルドが回収しましょう」
シキモリさんは参加で、ギルドに残った。
一応受付で討伐証明の、処理をしてもらった、後で素材の賞金が出るそうだ。
お金が入ると聞き、シルヴィが喜んでいた。
私達はオダ邸に戻ることに、皆汚れと汗が酷いので、6人で戻ることに。
しずくさんは出ているようだ、メイドが迎えてくれる。
皆汚れているので、シャワーを促される。
汚れを落とした後、応接室に、6人居るとにぎやかである。
女の子4人だからな、カグヤさんも含めると。
いやカグヤさんはどちらかと言うと…
「忍様、何か言いたい様ですね、乙女に失礼なこと考えてますよね」
考えの先読みやめてもらいたいです。
「顔を見れば分かります、たまに口にもだしてますよ」
「マジですか」
「本当よ、たまにだけど、つぶやくように話してる時あるわ、『流して』とか、『胸』とか、ささやいてるわよ」
ユカリからも指摘あり、衝撃の事実だ、カナリ危険なつぶやきのようだ。
「まあ全部、話してへんけど、顔色で想像はつくよ、あと鼻の下でわかるで」
なんとコノエも、分かる様子
「忍は残念に思う時の、反応がいいので、いいおも… 可愛いとこもありますね」
今おもちゃと、言いそうになったよねユカリさん。
「おあずけをくらった、オオカミのようで、たの…、初々しい限りです」
カグヤさんトドメ刺しますか、楽しそうで何よりで。
アユムとシルヴィが、ドン引きですね、分かります。
つうか話しに夢中になってたが、シルヴィのその耳、何でしょう。
普段フード被ってるから、分からんかった。
少し三角のとがった耳が、気になったのだ。
「ところで失礼でなければ良いんだけど、シルヴィ何族」
好奇心には勝てなかった、聞いていいかも分からんから。
「聞くのは問題ないです、森の一族ですよ、私は水魔法が得意です」
風魔法ではないようだ、というか髪の色は、属性の影響を受けるんだろうか。
「忍は田舎暮らしだから、他の種族見かけたことないのよ」
設定どうり、ユカリさんがフォローしてくれた。
「なるほど人口も少ないですし、この辺では私ぐらいですからね」
納得したようだ。
今日の騒動、本当にアースリザードに、追い立てられたのか。
不安が過ぎる、終った気がしない。
しずくさんの帰りを待つ形になった。
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バトル長引くとシビアになりすぎるんで、記載最低限に、一旦帰宅にしました。
コメディパートで、シルヴィの正体が分かりました。
次回 しずくさんからの報告です。
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