第25話 学園と休日

アシヤの騒動が落ち着き始めての休日だ、現状週休2日だ。


現状何も言ってこないので、注意されたようだ。と言うか病欠になったようだ。


よく本などではクラスで話題なり語られるが、現実で皆そこまで口は軽くない。


Cクラスは貴族も多いからだ、意図的に流す噂はあれど、恥は流さない。

Dクラスも下位貴族、平民だけなので、触らぬなんとやらだ。


修行も順調に進んでいる、コノエさんからは一応合格を貰った。


魔法もマッチの火から。ピンポン球ぐらいにはなった。

習得、早い方ではあるらしいが、まあ、生活向けに近いな。


今日は外出となった、オダ家にいつもの4人で顔を見せに行くことに。


ユカリ意外は実家が遠いのだとか、騒動の報告と皆する事がないので、うちにおいでとなった。

馬車が迎えに来た、馬車でオダ家に御者はヤガミと付き添いはカグラさんであった。

「お迎えにあがりました、元気そうで何よりです、忍様は相変わらず鼻の下が伸びてますよ」


カグヤさんの攻撃のターンである。

「メイド服大好きだからね、カグヤさんに見ほれてたよ」


俺のターン、横から攻撃が。

「忍君マニアックな、趣味してるわね」

ユカリが攻撃。アユムが苦笑。


「そんなんが好きなんかいな、巫女服とかも好きそうやな」

コノエさんの会心の一撃、事実なので忍は返答に困った。


「まあ雑談はそこまでに、お屋敷へ行きましょう」

ヤガミさんがフォローを入れてくれた助かった。


ヤガミさんのエスコートで馬車に皆乗る。

まあ皆、カグヤさんへ軽い挨拶が終りオダ家へ。


オダ家につくとしずくさんが玄関まで来た。

「ユカリちゃんおかえり、会いたかったわ」


いきなりユカリに抱きついた相変わらずの様で何より。


「コノエです、お久しぶりです、しずく様」


「このえちゃんおひさ、元気してた、まあ中に入って」

応接室に皆移動する、ヤガミさんは馬車を厩に持って行ったようだ。


応接室に入るとアユム君は初めてなので挨拶。

「ダテですお世話になります」


「はいよろしくね、ダテ家のお子さんでしたか」

どうやら、しずくさんはダテ家を知っているようだ。


皆ソファーに座り学園での生活を話す。

カグヤさんが紅茶とお菓子を用意してくれた。


タケダとアシヤの話もした。

「タケダ君は落ち着いたみたいね、アシヤ家はなんともいえないわね、あそこは子爵家よ力はないわ、ただ最近良い噂は聞かないわね」


元々問題があるおうちの様だ。


先生の話になりミヤモト先生の話が出た。

「まあ、落ち着いた感じの先生でした病的な感じはしましたが」


しずくさんが少し困惑した。

「彼は剣士で元々研究肌の人では、無かったような気がするけど、しかも何か患ってる感じですか」


どうも知り合いのようだが、印象が違うらしい、気になる感じだ。


「元々どんな感じだったんですか」


「彼は元々騎士団の団長も務めたことがある人よ、病的なイメージではないわよ」

あの先生騎士団長勤めた事があったんだ、少し気になるな。


「言われてみればミヤモトてどっかで聞いたと思ったら前の団長やね」

コノエさんも聞き覚えがあったようだ。


「少し気になるから調べてみましょう、みずきを呼んで来て頂戴、皆ミヤモト先生には深入りしちゃだめよ」


カグヤさんが、みずきさんを呼びに行った、入れ替わりでヤガミさんが給仕をする。


少し不穏な感じになってきたようだ、気をつけるようにしよう。


みずきさんとカグヤさんも来た。みずきさんが簡単な挨拶をした、しずくさんの雰囲気を見て、みづきさんの表情が厳しくなる。


「直ぐに調査に入ります」又直ぐに出て行った。


何も無ければいいが、この世界は変な所で、テンプレ出てくるな。


「さあ、まあ何かあっても国が動くから、あなた達は心配要らないわ」


それからは学園の日常の話で盛り上がりを見せた。

暫くして昼食の時間に、久々のオダ家のご飯である。


懐石風の昼食であった、お客様には懐石料理を最初に出すようだ。


食事も終り訓練の話になる。


「北の山手は冒険者の資源採掘所になっております、最近ゴブリンが出ているようなので、丁度いい訓練になるのではないかと思いますが、いかがですかな」


初めてのモンスター討伐、気になるのは確かだやってみたいような、動物を殺した事がないのでなんとも言えないな。


「武器はお貸ししますので、訓練には丁度良いかと、学園でも討伐はありますから」

カグヤさんからの助言もあり護衛付きで訓練となった。

カグヤさんも学園の卒業生らしい。


「討伐で予定を組みます、護衛次第で行きましょう、夜はいくら帝都近郊が安全が高いといっても、ゴブリンの目撃情報がありますから」


帝都の近くは魔物が騎士団で駆除されているが、駆除から漏れるものも多いらしく冒険者が対応しているようだ。

初めての魔物退治どうなるんだろう。


生き物で人型倒せるのか不安が過ぎる。


明日に備え武器の選定となる。

私は俗に言われる太刀だ、コノエさんも太刀、湾曲の強い室町時代の刀に近い

素材はミスリルが混ざっているそうだ、実は鉄だけの刀は、すぐ刃こぼれや、折れがあるそうだ。


よく峰打ちが時代劇であるが、鉄だけだと折れることがあるらしい。

鉄だけの時は、戦場で数本の刀を持って戦ったそうだ。


ユカリ、アユムは打刀、刀身が短め、反りが浅いが特徴、戦国時代からはやった刀。扱いやすい、これもミスリル入り。


カグヤさんはハルバード、ついてくるようだ、オノと槍が兼用になった武器だ。


後は防具か、肩当、胸当てががあるようだ、こうして準備がススメられた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次回魔物退治

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る