第24話 学園と騒動
授業はまず剣術に、どちらも単位を取らなくてはならず、後々どちらも行くことにはなる。
更衣室でで訓練服に着替える、ロッカー室も更衣室の先にある。
小さな更衣所が、部屋の中に何箇所にもある。
服屋で見かける、カーテン式のようだ、貴族もいるので、個室は目隠しの配慮らしい。
一応男女の境界もある、さっさと着替えて校庭へ。アユム、シルヴィも遅れてきた。
魔法は修練で伸びるので、時間がかかる今すぐより、暫くしてからのほうがいいだろうと、ユカリさん、コノエさんのアドバイスだ。
どうやら目がいいので、回避能力に力をそそぎ、練習した方がいい様だ。
前の世界では、メガネがないとダメだったんだが、若返りで視力も戻っている。
体力、反応速度も上がっているようだ。
どうやら、あの小太り君も剣術に来ている。タケダもいるな。
こちらはアユムと、俺とシルヴィだ。
ササキ先生の授業だ、随分長い刀の、木刀を持っている。
「お前ら、まずは形の練習だ、基礎錬は最低限、出来ていると思うが、出来てないやつには、やり方は教えてやる、分からんやつは手を上げろ」
何人か手を上げた、Dクラスの生徒が多い、シルヴィが手を上げた。
Cクラスの何人かが、笑いが出る。
「おう3分の1ほどだな、まずは全員に説明する、笑ったやつ、お前らも人の事は言えんぞ、形が出来てなければしごいてやるからな」
差別の無い先生のようだ。やはり熱血であったか。
説明が終り、基礎が初めての子は基礎練習、体力作りになった。
形の練習を始めようとしたら、二人一組のようだ。
「まずお前らの修練度をみる、二人組になって見せてくれ」
アユムと組もうと思ってたんだが、小太り君が出てきた。
「このアシヤが相手をしてやろう、幸運に思え」
小太り君はアシヤと言うらしい、アユムには女の子が相手のようだ、モテるなかわいいからな。
タケダは他の男の子とだった。
小太り君いや、アシヤと対面になる。
「昨日の礼はさせてもらうぞ」
先生が合図をする前に、木刀で襲い掛かってきた、横からの攻撃を避ける。
見えているのと、体力が付いてきたので軽くかわす、まだまだ攻撃の力は俺は弱い。
かわしながら当てる、なんて上等なことは出来ないのだ、ここがゲームと違うとこだ。
相手が疲れるまで避ける、これが今の限界だ、動きが鈍った所で当てる。
暫く鈍った所で、様子がおかしい、手をかざした、ヤバイ魔法だ。
先生は基礎錬の方に行っている。気がついたようだが距離がある。
「後悔しろ平民が、ファイヤ」
火球が飛んでくる、木刀では弾けない、避けるしかない。
寸でのところで避けたが、また用意している、さすがに連発はヤバイ。
だが、基礎錬しているほうから声が聞えた「ウォーター」
水の玉が飛んできて、アシヤにヒットふっとんだ。
飛んできた方を見ると、シルヴィだった。
「バカか剣術の授業で、魔法を使うやつがあるか、合同訓練じゃあるまいし」
アシヤは気絶していた、もろに横から水球を、浴びていたからな。
アシヤは先生に担がれて、保健室送りとなった。
「シルヴィさんありがとう」
「いえ危ないと思ったもので、即座に対応出来て良かったです」
魔法はイメージなので発言すると、威力が安定するらしい。
生活で使う分には、イメージでいいそうだ。
教室ではすこし、ざわついていた。
ヤギュウ先生が来た、生徒達から聞き取りをしていく。
俺も聞かれた
「本日の練習はここで、終りとなります。カミヤ君とシルヴィさんは。あとで教員室まで来て、今日の授業はここまで、教室に戻り帰宅してもいいですよ」
早急にきがえて、更衣室入り口で落ち合い教員室へ。
そのあと、ヤギュウ先生と落ち合い、応接室へ。
応接室には、Cクラス担任と、ササキ先生がいた。
「そちらに座りなさい」
ヤギュウ先生が、ソファーに着席を促す。
先生3人と生徒2人が、対面に座る形となった。
Cクラスの先生は、少し病的な感じだ、目が鋭く何を考えてるのか、分からない。
「私がCクラスのミヤモトです、今日の話は簡単な、聞き取りです、研究の教師でもあります」
「よろしくお願いします」ひと通りの顛末を説明する。
ササキ先生が発言する。
「ふむ、昨日揉めてたことへの逆恨みか、まあ授業初日でもあり、多少差別意識もありで、君たちには、責任はないと判断するが、上次第だな」
「まあ問題には、ならないでしょう、同位貴族同士の揉め事扱いで、落ち着くかと」
柳生先生も同意した。
「私のほうでも、指導しておきましょう」
ミヤモト先生も、同意してくれたようだ。見た目より理解がありそうだ。
こうして一段落つき、皆で応接室を出ることに、出た後に背中に、一瞬違和感があった、悪寒と言うべきものか、直ぐに消えた、問題なさそうだ。気のせいだろう。
大変な授業であった。教室に戻り寮に戻る、夕食になり食堂へ。
食堂で4人の、いつものメンバーで話す。
「今日魔法ぶっ放した、あほがおったんやね、教員室ドタバタやったよ」
コノエさんが話す。
「そうみたいね、教員会議になるから、こちらも早く終わったわ」
それからは、いつものように今日の出来事の話で落ち着いた。
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アクセス次第ですが、未完には致しません、中篇小説ぐらいを目標に書いてます。
長々書くと何の作品か分からなくなるのもありますので、
修正で読んでいた方には、ご迷惑をおかけしてます。
初期設定で勢いが付けれなかった、未熟さが悔やまれます。
初期ネタバレで勢いで書くのが最近の主流のようです。時代を感じます。
場合によっては単行本1冊ぐらいで一部完結にします。
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