第23話 学園と騒動の予感

この学園はボウタイとバッジで学年とクラスが分かる

赤が3年、緑が2年、青が1年、Aが金、Bが銀、Cが黒、Dが白だ。

夕方になり鐘が鳴ったので食堂へいつものメンバーで集まってクラスの話をしながら食事となった。


「Aクラスはどんな感じ」聞いてみた。


「Aクラスは貴族と、留学生かな、アサイ君が同クラスね、落ち着いてるわ」

ユカリさんが話してくれた」


「こちらは、まだ皆様子見だよ、寮でもそうだけど、アユム君だけだね」


「剣術と魔法はそれぞれ2クラス合同で、得意な方に分かれるらしいね」

アユム君も話す。


「まあ、今日は説明やさかい、特には問題あらへんよ」コノエさんも追随する。


暫くすると入り口が騒々しくなった。


「おいぶつかったぞ、なんだ味噌汁か謝れ」

またタケダかと思ったが違うようだ。細目の小太りしている男子だ。

取り巻きも二人いるな。一年のCクラスの生徒のようだ。

ちなみにタケダはCクラスだ、問題児クラスじゃなかろうか。


フードを被った小柄な子がぶつかったようだ。私と同じクラスの子だ。

「すみません」


「ん、貧乏人か恵んでやろうか」


「いえ、結構です」


「おれが恵むのを拒むのか、施しが受けれんのか」


「そういうわけじゃ」


入り口近かったのもあり、さすがに見かねて助言した。


「まあ、落ち着いて、本人もああ言ってますし」


「お前Dクラスか口の利き方、知らないようだな」

直ぐに手を出してきたが、コノエさんで慣れたのがあり、簡単に避けれた。

何回か素振りして、息切れした所で再度話す。


「貧乏だけじゃなく、ダイエットかもしれないですよ、商人の子もいますから」


忌々しそうに見ていたが「行くぞ、顔は覚えたからな」の一言で高級食堂に上がって行った。女々しいやつだCクラスか、気をつけよう。


フードの子がおにぎりを落としていたので、遠慮していたが、買いなおして渡した。

味噌汁も容器につめ直してもらった。そういえば朝の挨拶で何人か、外国人らしい名前があった、多くはないが、基本の髪の色が黒髪が多いのでそんな物かと思ってた。

「ありがとう、シルヴィです、同じクラスですね、よろしく」


外国人か、フードから見える髪の色は、綺麗な青髪であった、黒髪メインで無い子はシスター以来である。お礼を言うと、そそくさと行ってしまった。


席に戻ると、アユム君が話してくれた。

「トラブルを避けたい人や、夜食用に買う人は、部屋に持ち込めるんだよ」


なるほど平民や、厳しい生活の人への配慮が食堂にはあるようだ。


トラブルも落ち着き食事と話を済ませて解散となった。


部屋にもどり武器の手入れ、明日から授業だしな。


色々考えてると風呂の時間が一時間過ぎてしまった。

確か今日は男子が遅かった、まあいいか少しぬるいだろうがこっそり入ろう。

風呂に出向く、脱衣所で脱ぎ風呂へ、風呂場で誰か居る、目があった。


「こんな時間に風呂か、入り損ねたか、背中流してやろうか」

ササキ先生だった、かなり残念だったが、お言葉に甘えた、教師も入るらしい。


青春ポイントが入っていた、多分、私の主観に影響かな、これ満喫してるな、で入る。

感情に左右されるようだ。


翌朝も鐘の音で目が覚め、同じメンバーが食堂に集まり食事に。


今日もDクラスへ後ろの席がシルヴィの席だった。

「「シルヴィさんおはよう」」


「紙谷くん、ダテくんおはよう」

シルヴィさんとお互いに挨拶をした、女の子かな、顔立ちや声からすると、女子らしい、胸が無いのと、話し方がサバサバしてるのでので判断しにくい。


まだ、知り合って間がないので聞けないな。


この世界は意外と美男美女が多い、その影響か中性的な感じだとわかり辛い。

まあ知り合った中ではになるが、いかにもおっさん、おばちゃんもいる。


本日から初授業だ午前は国語、国語は公用語と貴族の挨拶のし方の勉強であった。


二時限は数学これは計算もそうだが、帳簿の書き方など計算全般であった。


昼休憩になり食堂へ校舎では、食堂は寮と同じ別れていた、メニューも同じだ。

寮のようにメンバー4人が集まった。ある程度、席は自由だ。


結構多い、シルヴィの近くでアサイ君がいた。私たちもそこに向かう。


「こんにちわ、ここいいかな」アサイ君とシルヴィに聞いてみる。


「いいですよ」 「いいよ」シルヴィ、アサイ君がそれぞれ答える。

シルヴィとアサイ君両方ことらと知り合いと分かりお互い挨拶をした。


今日は六人での食事となった。


シルヴィはパンとスープとから揚げのようだ。


アサイ君はカツ丼と味噌汁、漬物、今日の日替わりだな。

私たち4人は同じ日替わりだ、考えなくて良いのが楽だ。


一般食堂でいつものように準備して食事を始めた


午後は体育これは2クラス合同授業だ魔法、剣術に分かれる、基本上位クラスに下位クラスは見てモチベーションを上げろの意味があるそうだが、今回はD、Cクラスだった。


問題は上位クラスは差がありすぎて気にしないが、隣接するクラス同士があまり良くない。昨日のトラブルもあり、気になる所だった。


それぞれ学びたい学課に別れることになった。


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お風呂はギャグテンプレ、騒動はテンプレですね。

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