第22話 学園と青春スキル

教室は建物は綺麗が机やイスが、かなり使い古されていた。


落ち着きがあっていい感じだ。


暫くするとヤギュウ先生が来た。


「では、本日は、初日ですので挨拶ですねぇ、ヤギュウでーす、よろしくね」

少し軽い先生のようだ。


順番に挨拶していく。私の番だ。

「カミヤですよろしく」

皆苗字で簡単な挨拶なので、私もそれに習った。


アユム君もそれに習い返事をする。

「ダテですよろしく」


意外な所で、苗字を知った、まあ初対面だと愛称が多いからな。

つうかやはり、武将の苗字が多いな。


挨拶も一段落して、カリキュラムの説明が担任からあった。


基本2年までは、一通り覚えるようだ、学習に偏りが無いように、するためだとか。

3年で、専門学習に移るとのことだ。まあ聞いてた通りだな。

あとは授業外で、クラブがあるようだ。


習熟度でクラスの、入れ替えはあるらしい。


年二回半期で切り替え、上位クラスには、優遇があるらしい。


基本は切り替えは、最近は無いそうだ。


学園自体に不正があるようだと、しずくさんも言ってたからな。


挨拶も終り、授業の説明がある。


学ぶのは、国語、魔法学、経営、数学、研究、歴史、体育これは剣術と魔法実技に分かれる。


午前と午後両方、二時限ある、それぞれ授業開始、終了には学園の小さな鐘が鳴る。

その後はクラブが一時限分ぐらい


それぞれの教師は、担任が専門教諭のようだ、魔法関係はうちのクラスの担任、歴史と剣術はササキ先生のようだ。


説明が落ち着くと、学園の案内になる。


校舎は究棟と、学習棟に分かれているらしい、3階建てで上級生が上階だ。



礼拝所の簡易版も併設されている、来たついでに皆で祈りを、指を交互に組んでお祈りするようだ、西洋式だな。私も祈る。


頭の中に声が聞えた。


『ポイントが既定を超えています、ギルドカードの取得を確認、条件を満たしました、スキルを開放します、青春スキル開放、ステータス機能をポイントで開放しますか、ステータス機能強化は、転移者限定となります、ギルドカードで決定できます』


「え、なに、いまごろ、このタイミング」

つい声に出してしまった皆が俺を見る。ついあせってしまって、声を出してしまった。


先生が気になり聞いてきた。

「どうしたの、紙谷君、何か気になることでもあったの」


「いえ、なんでもありません、虫が飛びついてきたものですから」


スキルは、開放されたらしい。皆には案内は聞えていなかった様だ。

ただ、今はクラスメイトが多いから、後で確認だな。


前回の時はなにも反応がなかった、お祈り方法も関係してたのかな。

前の時は、手を合わせただけだった。


校内案内が一通り終り教室へ、簡単な校内ルールの説明のあと、解散となった。


皆寮に向けて戻る、学生は寮住まいだ。自室に戻りギルドカードを見る。


ギルドカードの、ボタンが点滅している、押してみる。

取得可能にステータスと、シークレット機能、が追加されている。


目の前に、パネルが広がる。


三角の矢印があるので、押してみると、音声案内だろうか声が聞える。



ギルドカードステータス機能

『ステータスすべての所持者への開示、解説機能強化』1000P


ギルドカードシークレット機能

『ステータスの、改変機能』1000P



まずはふたつとも取得した。青春ポイントは5015P(ポイント)取得後ポイントの所にも三角があり押した。

『青春と感じられる行動、生活により付与、ただし一般的に重犯罪とみなされる行為は減点となる、刑罰は、シークレット機能から除外』


やはり、とんでもスキルのようだ、改変機能が追加、犯罪履歴は隠せない。

生活には気をつけないといけないな。


じつはギルドカードには犯罪歴が記録される、司法により犯罪が確定し処罰されることを意味する、罰を受け条件を満たすと消される。ギルドカードは個人認証があり、作り直しても犯罪歴は消えない仕組みだ。


シークレットとステータス機能は隠した、変に探られたくないのがある。

隠すと文字がグレーになった。


青春スキルも三角ボタンがある、押してみた。


青春スキル

『青春状況に影響して運気が変わる、どちらを選ぼうかと言う時に最善を選べる』


あまりはっきりしないが、運が良くなるようだ。

直感でいい方を、選べるのはいいことだ。


ゲームで言えば、どの子について行くの、ていう感じかな限定的だな。


問題がある、恋愛も青春に入る、だが、恋愛は成功したことが無い。


ゲームはよくやったが、ゲームは恋愛の、参考にはならない。

成功するのは、口のうまいやつか、イケメンか、メリットが高い男だ。


女性のガードは緩くない理想が高い、男性にも言えることだが、男性はそこまで高くない、世に出ているラノベやゲームがそれを物語っている。


女性向けゲームは、男はあまり買わない、女性も同じことが言える。女性向けは現実理想を表現したのが多く、男女表現は控えめ、男性向けは過激で表現も多い。


前の世界では、「友達は良いが彼氏は」、と言われる事が多かった。


他には何か変わったかな、刀技がスキルに加わったぐらいか。


ステータス全体を見る、カード情報を開く。


氏名 カミヤ シノブ

年齢 十五歳(39歳)

所属 帝国総合学園

種族 人間

賞罰 なし


武技 刀技

魔法 無属性

スキル なし

特殊スキル 青春 青春ポイント

(言語翻訳、ステータス、シークレット)※隠しステータス

加護 (女神へべ、クロノス神)※隠しステータス


ポイント3015P


まあ、暫くは隠すスキルもあんまりないし、こんなもんでしょう。



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今回で青春スキルとポイントの正体が分かる形に、長かった。

チート制限なしは便利なんですが、何でもありになっちゃうんで。

まあ毎日上げれるようには頑張ります。

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