第21話 学園と入学式

朝の騒動で食事が中途半端になった。


食堂は基本ノンビリ座談会の場所へと変更された。


「コノエさん強いね、俺なんかだと足元にも及ばないわ」


「そうでもあらへんよ、うちぐらいなら、いくらでもおるよ」


ユカリさんも話す。

「タケダの子息の動きあんまり良くなかったわ、練習してなかったんじゃないかな」


あれでも練習無しの可能性があったらしい、剣技は私は素人だからな。

アユム君もうなづいていた。


「始業式まで日があるので剣の練習教えてもらえるかな」


「うちはええよ、最低限なら教えて上げれるよ」


「基礎が忍は習得してるから、応用ね、私も教えれるわ」


ユカリさんとコノエさんが了承してくれた。


「ボクもお願いします」アユム君も参加になった。


こうして4人での昼から練習とあいなった。


部屋にもどり、修練用の簡単な普段着に変更、アユム君と修練場に向かう。


修練場では二人が来ていた。

「まずは、うちが度量を見てあげるわ、忍君からおいで」


コノエさんが話した後、木刀を構える。俺も木刀を正面に両手で持って構える。


じつはヤガミさんとの練習で、マンガのように、片手でカッコ付けたが、簡単に弾かれたことがある。


「構えは基本が出来てるな、あとは打ち込むから受けてみて」


鋭い剣が打ち込まれる、暫くはその繰り返し。


「見えてるけど、体がついて来ない感じやな」


なかなか鋭い、実は太刀筋ははっきり見える、身体能力が追いつかないのが現状。


ただ転移してきた時より良くはなっている。


「基礎体力が追いついたら、応用教えれるな」


「次アユム君やな」入れ替わる。


「お願いします」挨拶のあとコノエさんが打ち込む。


アユムくんは難なくさばく。


「同じく打ち込み見えてるけど、忍君より体は出来てるな」


「二人とも基礎は合格や、ただし忍君だけは、基礎練習もうちょっと頑張りや、胸みてたら、あかへんで」

お互いアドバイスを貰い、練習に励むこととなった。


コノエさんの話に、ユカリさんも少し呆れている、と言うか今回は見てませんよ。


練習を始めて4日順調に形の練習も、始めることが出来た。


入学式は4の月、この辺は前の世界と似ている。

一週が6日なので、一月5週になる、一年360日だ


週も終り入学式、当日になった。朝も鐘の音で目が覚める。


学生寮も入寮が増えて、にぎやかになった。

朝から食堂も盛況だ、いつも通り、四人で食事をしていた。

どうも上位貴族の人たちは、一般食堂を、使いたがらない傾向があるらしい。


あれからタケダは、おとなしい様だ。


大きなトラブルも無く、入学式用の修練場に向かう。


学園の修練場は校舎の、二階ぐらいの大きさの体育館だ。

入り口にテーブルと、機械が置いてある。

商業ギルドや、冒険者ギルドにあった、カードの記録機械だ、女の先生が話す。

「ギルドカードない人は、ここで作ります、冒険者ギルドの人が、作ってくれます」


「学園の所属登録があるから、持ってる人は、ギルドカード出してね」

前もって寮に通知があった、作る人と登録する人に分かれる。

登録の終わった人から体育館に。


クラスごとに並ぶ形になる。全員そろった所で挨拶が始まる。


「私が校長のクロダと言います、今日の入学おめでとう」


暫く校長の話が続く。次に学園総長の挨拶になる。


「アスカです今日の入学おめでとう、今日この日より貴君らは、アスカ帝国の貴族扱いとなる、恥ずかしい行いが無いよう、努力を期待している」


女性総長は皇族のようだ。身長は165中々背が高い。

髪は銀のメッシュが入ってる感じ、コノエさんに色が似ている。

コノエさんは髪をツインテールにして胸まであったが、総長は肩までのようだ。

胸は、まあコノエさんと比べると失礼だな、今後に期待、頑張って欲しい。


見られているような感じがする、気のせいか、いわゆる狐に狙われたような感じ。

いやな感じではないがこちらはハムスターの気分だ。


この世界に来てから女性のことを考える度に、猛獣に狙われた気分になる。


何かスキルと関連が良く分からん。


学年主任の挨拶だが、嫌味そうな男だった。

「君達は立場をわきまえ、行動してもらいたい、貴族なのだからな」

Dクラスを見た時に、嫌悪が見えた、直ぐに顔をそらしていたが。


担任の挨拶になった、受験の時、タケダに注意してたのは、Aクラスの担任らしい。

男の先生でササキ先生と言うらしい。

ユカリさん、コノエさんの担任だ。

相変わらず体格がいい細マッチョな感じ熱血そうだ。


俺達Dクラスの担任の挨拶がある。女の先生だ。

アユム君と俺の担任だ

身長は160無い位か

髪は紫のメッシュが入ってる感じの、ショートカット肩に付かない程度。

胸はまあ小柄な割には、大きい。

「こんにちわぁ、私が担任の、ヤギュウです。よろしくね」


一通りの挨拶が終りそれぞれ教室へ



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このへんはテンプレですね、すべて排除だと微妙になるんで、ある程度はテンプレ

週に3話、4話は出す予定、まあ今はそれ以上出してますが。

ぶっちゃけるとテンプレなしだと、いまいちなんで。

次回青春スキル開放です。明日も朝8時に上げます

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