菓子と共に去りぬ
とほかみエミタメ
第1話
ここはちょっぴり
中でも一番大きな勢力と言えば、圧倒的な国力を有する【チョコレート王国】です。
先代であった『カカオ大王様』は、温厚で平和的な考え方の
彼が
しかも、子供であろうが大人であろうが、そこは
また、二番目に大きな勢力であるのが【クリーム帝国】です。
そして、何よりもこの国を
そして、先の二カ国の
こちらの国では、とても好戦的な『ポテチ将軍』と言う武人が、絶大な権力を握っている国です。
お芋やトウモロコシが主原料のスナックのお菓子は、お誕生日パーティーのサイドメニューとしてや、お酒のおつまみ等々で
さてさて、この様な世の中の有様に胸を痛めているのは、【
【和菓子の国】はフルーツジュースの大海原のど真ん中に、ぽつんと浮かぶ小さな島国です。周りは海に囲まれておりますもので、今までも他国との戦闘に発展する事はありませんでした。
以上の様な理由から、特定の国に味方をしたりする事も無く、常に中立を貫いている国なのです。
『大福和尚 a.k.a. 田原総一朗さん』は、どうにかこうにか世界平和を実現できない物かと、
そんな折りに、甘い×しょっぱい(ポテトチップスチョコ、柿の種チョコ、塩キャラメル、ハッピー〇ーン等)の絶妙な組合せのお菓子を
言わずもがな、参戦する国が多くなれば、事態は
ですが、ピンチはチャンスに変えられると申します。
これら甘い×しょっぱいな
その内容とは、『ショコラ王子様』と『ホイップ王女様』とのお見合い話です。
思い立ったが吉日で、すぐに『大福和尚 a.k.a. 田原総一朗さん』は二国間との仲介を進んで
甘い×甘い国の双方が接近する事によって、それこそ甘い
そう、甘々な空気に包まれたムードとは
この時、『大福和尚 a.k.a. 田原総一朗さん』はこう
「そもそも、我々が争う理由は
この言葉に全世界の人々は心底納得をし、『ショコラ王子様』と『ホイップ王女様』の結婚を機に、お菓子の国々は一切の
そして、それからは自国のお菓子の美味しさも追求しつつ、時には他国と協力し合って、お菓子作りの探求に
こうして、お菓子の世界の住民達は、いつまでも、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。
菓子と共に去りぬ とほかみエミタメ @Tohokamiemitame
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