29になりましたわね

「報告せよ」

「はい 只今 元帥は 領主の女伯爵と 王都に行って留守です」

「!いつから居ない」


「そ、それが 我々が到着した時には既に……」

「何故報告が遅れたのだ」

「それが こちらに密偵で忍ばせたものが どうも捕まったらしく 連絡がとれなかったのです」

「捕まった?」

「はい 住民の移動の際 顔見知りの住民の確認を行ったらしく 知らない顔のものは別のところに移動させられ 尋問をうけ その時にばれた様です」

「なんだか 今までとは違うの様だな 少し予定を変えるか…」

「あと一つご報告が 」

「まだあるのか!」

「はい ここの女伯爵なのですが …」

「結婚いきおくれの 武芸バカとかだろ」

「いえそれが 名前がアイリス オルソン オルソン公爵令嬢 父公爵は現宰相 祖父はト―マス オルソン 母方の祖父が元帥とのことです 年齢は 16とか17とか 美貌の公爵令嬢とのことです」

「え そんな 超エリート家系の令嬢が女伯爵なんて そんな年でやってるなんて おかしいだろ………」

「ご報告は以上です」

「さがれ」



この敵将 何度もここに侵入してきているが 成果が出ずに来ている 自国の王に 流石に成果出さなきゃ 左遷と言われ 侵入なんて可愛いことをやめて 侵略してきた 開戦までいききらないのが 駄目な証拠である


「もうちょっと 下調べしないと駄目だったが 元帥は居ない 兵力もこちらが上 今でしょ!」






「少し動き出したようでございます」

セバスチャンが偵察からの報告を 伝えてきた




「留守がばれたかの さて オスカー どうじゃ 子供は出来とるのか?」

「は、い」

「まだ報告がないので なんとも言えんが 多分 お主は 王族に戻ったはずじゃ」

「そんな……陛下が……お許しには……」

「アイリスと元帥とで とりなしをしとるはずじゃ わしも 手紙で書いとるからの しかも 自分の初孫じゃから あやつも 抱きたかろうて その場合 家族3人は王族という扱いじゃて いざという時には……… ユアンもついてこい セバスチャン オスカーの嫁をつれて参れ 脱出の部屋じゃ」

「畏まりました」



「脱出の部屋……あるんだな」

「王宮にもあるだろう?」

「あるのは知ってるけど まだ行ったことが無くて」





「ここじゃ」



数ある客室のなかの1室

セバスチャンとジャネットも待っていた

「セバスチャン 説明してくれ」

「畏まりました」


セバスチャンが 棚の縁を1ヶ所さわると 棚が半分回転した

「凄い!」

「こちらを 暗くなっております 階段になっておりますので 足元ご注意下さい」

「ジャネット 手を……」

「ありがとうございます」


「こちらの道をずっと進むと 館の外にでることになります 覚えておられますか 正面右奥に 厩舎がございます ちょっと奥には森がございます 森の中に到着でございます」



しばらくあるいて進むと階段になっていて

セバスチャンが 釘をぬいて 蓋を上にもちあげると 光がさしてきた


全員 一度外に出て 確認する


「この森の先に馬が数頭おりますので そちらに乗って逃げていただきます」

「なるほど わかった 使わないことを祈るがな」






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