28ですわ

「少し 失礼いたします」

お父様が席を外されて 部屋を出ていかれた


「ジャスミン 怖かったでしょ?馬にも慣れてないのに…… 」

「そんなことは 領民の皆さんが言っておりました アイリス様達なら何とかしてくださるって 私が頑張らないとそれすらも無くなってしまう みんなが持ってる希望を潰しちゃ駄目だって……」

「ジャスミン 大丈夫よ 伝わったから ユアンオスカーが頑張ってるわよ ゆっくり休みなさい」


「はい……」

「休ませて」

「畏まりました」



「陛下 直ぐに帰りたいと思います しつれい…」

「アイリス 待つのじゃ よく考えてうごくのだ」

「お祖父様……でも、………」

「父上! 兵500出発準備完了いたしました」

「うむ 途中までは 荷物 武器は馬車に乗せ兵は 早がけさせよ 」


「はい!アイリス 将足るものが 慌ててどうするのだ お前はお祖父様から学んでおらんのか?」

「叔父様……そうですわね 今こそ発揮せねば」

「それでいい」

「失礼します 伯爵領に行く道すがらの街に なるだけの馬を用意せよと 伝令を出しております 尚且つ 各領の兵士を100名 館近くまで進行させるよう 宰相権限で申し渡しております」

「うむ 助かる では まず 水と食糧 馬を駆けながらでも食べやすいように 兵も食事を取りやすい様にして 渡すのじゃ 出立は1時間後 伝令せよ」

「はっ!」


叔父様が兵士に伝えに行く



「さて 出立するのは ワシと将軍 アイリスで参ろう」

「いや ワシもいく」

「陛下!それは……」

「いや 行くといったら 行くのだ 良いだろう?宰相」

「自分ばっかり あなたが行っても役にたたんでしょ 私が行った方がいくらか 良いでしょう」

「何だと!ワシじゃ!」

「私です!」


「ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ何言っとるんだ 二人とも留守番じゃ 全く良い年こいた大人が しかも重責を持っとるくせして 情けない 後でト―マスに報告しとかんとな」


「ひぇっ!」




「元帥よ~ だってオスカーが……孫が……

「お主 行ったら ト―マスに怒られると 覚悟の上なら 行くが良い 遅れても置いていくがな 」


「構わん!ワシは行くぞ!王妃 宰相 後は任せた!」

「チェッ! どうぞ 」



「では 準備するか」

「はい!」







1時間後

「皆に告げる これは時間との戦いだ 馬に乗れぬものは走ってもらうことになる 心してかかれ!」

「はい!」

「では 出発!」

「お~~~~!」





鬼の行軍である

陛下 お祖父様 叔父様 わたくしは ジャスミンが連れてきてくれた 軍馬に乗る

他の軍馬もまた 連れていく 並走させて 交代しながら乗っていくのだ 後は普通の馬達だが お父様が各街で馬を手配してくれている こちらも交代させて乗り継いでいくのだ




「ユアン みんな今行くよ!」













その頃




「どうだ」

「まだ 動いていない様です!」



「ユアン 落ち着かんか そんなんじゃ アイリスは嫁にやれんな あははは」



「なんでそんなに悠長なんですか!」


「ユアン 僕たちが あせってもしょうがないじゃないか」



「そら そうだけどさ」






ジャスミンが 館を抜けた時に 敵はまだ 遠くにいた 目の良い見張りがみつけたらしい だが軍勢は ここよりも多いのである 慌てた 狼煙を初めての使うので緊張したが 正確にあげれたと思う 結局 敵がやってくるまで 半日以上はあった その後 ゲリラで色々と攻めた だが減っていく敵兵の数など知れたもので あまり効果は無かった



だが 何故か敵は少しずつしか 移動してこない


「なんでだろうな」

「今度 敵の側で 元帥がきた~~~~と叫んで見るが良い!面白い物が見られるぞ」

「元帥?」




そう ここで皆に解説しよう!

元帥は兎に角 狂人いや 凶刃 いやいや強靭な強さである おバカな隣国は過去に何度か侵略したことがあるが 全て 凶刃な元帥に こっぴどくやられているのである それでも攻め混むので 隣国もそれ相応の狂人であるが 兎に角 隣国では 「早く寝ないと 元帥を呼んでくるよ!」とまで恐れられているのである 今回も 女伯爵だから 弱いだろうの感覚で攻めてきたものの 元帥がいるではないか!これは………と警戒に警戒を重ねてが 今の 1日一歩3日で三歩 三歩歩いて2歩下がる である




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