27ですわ

「なんじゃ!騒々しい!」



「無礼承知でございます!ただいま早馬にて報告がありました!隣国が侵略してまいりました 場所は、場所は アイリス様の辺境伯領でございます!」



ガタン!



「落ち着くのじゃ アイリス!」




「館から侍女が 馬にて報せに参った様子!」

「連れてきなさい!」


「はっ!」







そして 騎士に抱えられて やってきたのは ジャスミンだった



「ジャスミン!」

「お、おじょう、さま」


「誰か 飲み物を!」





「アイリス様 どうぞ」


コップを受けとると ジャスミンに飲ませてあげる



「ごくごくごくごく」

「ゆっくりよ ジャスミン ゆっくり飲みなさい!」

「ゴホッ!ゴホッ!」

「ジャスミン!」

「お嬢様大丈夫でございます ご報告いたします」

「いつ いつなの?」

「アイリス ワシとかわれ」

「お祖父様……」

お祖父様がジャスミンの背中に手をまわし 上半身を支えながら

「敵が来たのは何日前じゃ?数は?」


「はい 4日前でございます狼煙が上がったのですユアン様オスカー様はそれで数は1000だと 分かったらしいです」

「もう 役にたったか して 敵はどこまできていたのた その時の状況を ゆっくりでよい 詳しく話してみよ」



「はい まず ユアン様オスカー様が 兵士を集めて状況説明 作戦を立てる間に準備をさせておりました セバスチャンさんは使用人に城下に住まうものに 館への避難を伝達に 備蓄がらいつまで持つかわからぬので 日持ちのする食糧を持参せよと伝達して住人を館に招き入れました その際 隣通しでの人の確認をさせており 見知らぬ者は 別に隔離しておりました ユアン様とオスカー様は大旦那様に相談にいかれて 話しておりました 結果ギリギリまで粘って その間に 300の兵を 移動させ 横から奇襲」


「まて! 粘るとはなんじゃ?」

「はい 最初は大旦那様がいよいよ 敵が館の側に来たら 人質になるということでした」


「あやつならやるな」

「旦那様!」

お祖母さまが 悲痛な声をあげ お父様が支えております

「ですが オスカー様が 自分が人質になるとおっしゃいまして 結果オスカー様になりました」

「オスカーが!」

陛下が驚いて 椅子からお立ちになりました

「はい オスカー様に言われたとおりだと アイリスに酷いことをして償いをしていないからね 宰相はお祖父様だから いなくなったら アイリスが悲しむだろう?僕なら体力もあるし 隙ができたら 逃げれるから大丈夫だよ そうおっしゃいまして」


「オスカー、償いなんて、要らないでしょ、もう 仲良しにもどって、父親になるのに 何やってるのよ……ばかね……」



「ただ それはどうなったのか 私はみておりません セバスチャンさんが騎士の方を一人つけて 王都にお伝えしろと 私なら王都の事も分かっているからと 馬に乗るのは慣れておらぬだろうけど 私しかいないと 早く 早くと……」

「ジャスミン 疲れたわね 慣れないことで」


「お嬢様 全ての軍馬を連れてまいりました 騎士さまと 一緒に連れていって欲しいといわれ 馬を変えながら 馬に疲れを出させぬ様にと いずれ 王都からの援軍の指揮官が乗ってくるのに 必要だからそうです」

「セバスチャンか」

「はい」




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