23ですわ
みんなからの祝福を受けていたが 少し暑くなったので 一人で 少し外れたバラ園のベンチに腰掛けて 熱気をさましていた
「お姫様 こちらをどうぞ」
冷たいジュ―スの入ったグラスを持ってきてくれた ユアンが立っていた
「ありがとう」
受け取って 口をつけて一口
「冷たくておいしい~!」
「みんなが沢山くるからな 喉が渇いてたんだろう」
「ん―それもあるけど なんだか熱気にやられてしまった感じ」
「ハハハ そうだな」
色々な事を話した
そして 夜も更けてきて みんな解散に
翌朝は大変な事に 二日酔いで動けないものが 多数
「なにしてんだい 早く仕事に出ないと遅刻するだろう!早くしな!」
「どなるなよ あいたた 行くよ 行くから怒鳴るな 響くから」
そんな会話が街中で 館でも交わされたらしい
「おはようございます お祖父様達は大丈夫なのですか?」
「あれくらいは なんともない あハハハ」
「元帥 ちょっと小さい声でおねがいします………」
「ユアン………あなた……」
「おはょう アイリス」
「なんじゃ 二日酔いか だらしない ふん」
流石ですわ お祖父様達
「アイリス どうじゃ 王都に行くのは 2週間後で決定か?」
「はい 簡単に 行き来が出来ませんから 1回で終わらせようと思えば 少しこれくらいの準備をしていかねば」
「そうじゃな 根回しというのは とても大事じゃよ」
「ホントにそう思いますわ お祖父様もお父様もそうやって来たのですわね 勉強になります」
「ふむ まだまだあるがの おいおいじゃ」
「はい ユアン後で時間を 一緒に詰所に行って わたくしの案を聞いて欲しいの 大丈夫かしら?」
「じゃあ 朝飯食ってからでいいか?」
「わたくしは 大丈夫だけど あなた 二日酔いは大丈夫なの?」
「そんなもん………大丈夫」
「おはよう」
「あ おはよう オスカーも一緒にいい?」
「ん?時間は大丈夫 二日酔いも大丈夫」
「嫌みったらしいぜ」
「僕の方もちょっと話があるんだ その時でいいから 聞いてもらえる?」
「勿論」
みんな朝食を食べて ユアンの二日酔いもセバスチャンに薬をもらって 飲んだら少しおさまったので 3人馬を走らせていく
詰所についたところで アイリスが
「あのね ここって 境界線に沿っては兵がおいてあるよね ただ穴はあるじゃない 前に比べて 詰所をふやしたけど でね 前本で読んだんだけど 昔の東の国で 異民族の侵入を防ぐのに高い塀を作って 何か大変なときには狼煙っていうのを 上げて 知らせていたらしいの どうかしら うちも入れてみては あと ずっと塀巡らせるのは無理だから 詰所と詰所の間に長さを決めて 巡らせて みるってのは どうかな? 楼の上から見張ってたら 中間点からこっちがわだけをみるだけだから 対応は早くなると思うの」
「いいんじゃないか?オスカーどう思う?」
「狼煙ってのはどうやって作るのか どうやって使うのかきちんと 徹底しないと 誤って使うと大変だからな 塀はもうちょっと煮詰めよう 長さ 素材とか 予算もいるだろ?金ってそんなにあるのか?」
「…………えっと………先行投資でわたくしのお金を……ほら 産業とか成功したら 回収できるから」
「そんな事だと思った ユアン 父上に手紙を書いて知らせるんだ 特別に増やせるはずだから 手配してもらうんだ」
「わかった 元帥に持っていって貰う」
「それで?オスカーの話は?」
「うん まだハッキリしてないんだけど ジャネットに子供が出来たようなんだ」
「え~~~!おめでとう!」
「いや まだハッキリしてないんだよ そうじゃないかなって感じだけで……」
「陛下には 話さないの?」
「悩んでる まだ決めてない 確定でもないしね」
「そうかぁ でも かもしれないんだろ 叔父上か」
「あたしは おば様になるの………」
「まあ 確定したら また報告するよ」
「分かったわ 絶対教えてね」
「約束するよ」
「じゃ 帰ろうか」
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