20ですわ
「お祖父様の分まで ちゃんと見てね オスカー」
「う―がんばるよ ところで ユアンとアイリスは婚約したのかい?」
「「!え!」」
「そんなに驚かなくても……まだなの?」
「まだってより そんな関係じゃない」
「!え!」
「そんなに驚かなくても」
「だって 結構時間あったでしょ?」
「忙しくて ユアンには相談のってもらったり ホントに色々してくれてて」
「二人とも 1日終わったら すぐ部屋に戻ってぐう~と寝てるし それ以外はホントに暇がない ここに来てから休みないな そういえば……」
「街にお買い物とか わたくし ドレス着てない……」
「ほんとだ……ドレス見てない」
「お前ら……とりあえず これやろうか 試験」
「そだね」
「そだね」
とりあえず 全ての選考を終え 発表を済ませ 館に戻った
「お久しぶりです 宰相」
「おぉ オスカーふむ 以前より良くなったようじゃの 性根が真っ直ぐになったかの あとジェ―ムスから聞いたが 大変な目にあったとか」
「はい 父上に感謝しかありません」
「ほう やはり成長しとるようだ して これから兵士になって この地を 守るとか」
「はい 僕一人ではちっぽけな力ですが 民の知らない知識を生かせればと思ってます 」
「そうじゃな よくぞ 気がついたな これからは 此処にいて アイリスとユアンと力を合わせよ 」
「ただ 僕は王族ではないし アイリスの幼なじみってだけで いいんですか?他の貴族から文句が出るのでは」
「そんな事は気にするでない ワシとジェ―ムスが アイリスとユアンもおるじゃないか 誰にも言わせん」
「そうよ オスカー 力を貸してくれない?」
「そう言ってくれると助かる …………じゃあ 一つお願いを聞いてくれる?」
「何?」
「明日 ユアンと休みを取ってくれるかな?」
「え?」
「休み 取ったこと無いんだろ?王都に行くなら その前に色々準備もしなくちゃね みんなにお土産買わなくちゃ 僕はその間に色々見させて貰う」
「そうじゃ 二人で買い物にでも行くがいい」
「休みなくはたらいとったから休め」
「そうね ユアンお休み頂きましょう」
「そうだな 休んで街にでも行こうか」
「よし 決定 楽しんできて」
「ありがとう オスカー」
「では そろそろ部屋に行くよ ジャネットは明日会わせるよ 彼女も少しは変わったんだ 会ってくれるかな?」
「勿論よ」
「ありがとう じゃお休み また明日」
「えぇ お休み」
ユアンと今日の選考を終えての感想を話しつつ 明日の計画も立てる
「街なんて いつも通りすぎるだけで ちゃんと見たこと無かったから ちょっと楽しみ」
「そうだな ホントに休みなんて無かったな 言われるまで 気がつかなかったし アイリスの行きたいところに付き合うよ」
「ありがとう じゃそろそろ休むわ お休み
早く寝ないと 明日楽しめないわよ!」
「あぁ 俺も寝よう お休み」
「オスカーが此処に来るのは 想定外じゃったが………ユアンとアイリスには選択が広がるな」
「そうじゃな オスカーも成長しとるようだし このまま じゃったら 二人を……ふむ」
「陛下には 文を出すときに一緒に報告しておこう」
「あぁ その方が良いな」
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