9ですわ

翌日

やはり 早い時間から 領地にいた 公爵家のお祖父様とお祖母様がいらっしゃった



「アイリス!可哀想に…」

「お祖母様 とりあえず先におはようございます」

「あぁ そうね おはよう アイリス」

「おはようございます お祖父様」

「おはよう アイリス どうだ大丈夫か?」

「はい ご心配をおかけしました でもわたくしは大丈夫ですわ」


「おぉ ト―マス 来たか!久しぶりだの」

「あぁジェ―ムス お主は まだ現役じやから 王都在住が出来ていいのぉ」



お祖父様方は お友達でいらっしゃるのです 公爵家のト―マスお祖父様は 宰相をされておりまして 今はお父様にその座を譲って 領地で お祖母様とのんびりですわ



「で 坊主には あったのか?」

「あぁ 昨日王宮に行って こってり 娘と搾ってやった あははは」

「どうじゃ ないとったか?」

「流石に 国王になって 泣くことは無かったが ワシの顔を見たら 逃げ出しそうに しとったよ」

「今日はワシが行くからな!ははは」




「あ~それがですね 陛下から 両家全員で来てほしいと 昨夜遅くに連絡が参りましたので 昼食後 王宮に向かいたいと思います」

お父様が口を開きました


「何?両家でと?」

「はい 何かしらの 進展があり 決着が着くのではないでしょうか」

「そうかもしれん お前が昨日行った時には何かいっとったか?」

「いや ユアン様に調査を任せているとだけしか 聞いとらん」

「そうか……とりあえず行くしかないの」

「そうじゃの」




「父上 朝食は いかがなさいますか?」

「おぉ 軽くいただくか?」

「そうですわね アイリスが心配で あまり食べれませんでしたから 元気な顔を見たら お腹が少し…」

「お祖母さま…」


「では 皆でいただきましょう」



みんなで 本当にワイワイと 朝食をいただきました 楽しかったですわ



「ト―マスよ 実はな…………ゴニョゴニョ」

「何!本当か!」

「本当も何も アイリスにきいてみい」


「アイリス ユアン様と……その 結婚するのか?」

「はい?お祖父様何をおっしゃってるのですか?」

「ジェ―ムス ちょっと違うのではないか?」

「アイリスはまだじゃが ユアン様は ほぼ確定じゃの」

「そうか では 少し鍛えぬといかんの 文はワシがやろう ひまじゃから 武の部分は お主がやれよ」

「おう そうするか ワシも暇じゃから」



「何を 企んでいらっしゃるのでしょうか お二人とも」

「アイリス 殿方の事は 良いのですよ わたくしに顔を見せてちょうだい」

「はい お祖母様」

「こんなに 美しくなって ん?この手は?」

「はい!昨日から剣の練習をしております」

「まぁ なぜ?」


話して良いものか………

「母上 アイリスは 元帥に 辺境伯の爵位と領地を頂こうと決めて 今それに向けて励んでいる途中です」




沈黙のあとに


「なんですって?辺境伯?アイリスが?」

「えぇ そうですよ なかなか 頑張っておりますよ」


「アイリスは領地と爵位が欲しいのかい?」

「お祖父様 欲しいと言えばほしいのですわ 自分の力を試したいのですわ 今までその様な事が御座いませんでしたし そう 試したいのです」

「ふむ 成る程な 良いのではないか? この国は実力があれば 女王陛下になる王女様もいらっしゃるからな アイリスの少ないお願いだからの しかも自分を高める良いことじゃ その伴侶はきつかろうが ワハハハ」

「では お祖父様は反対はなさらないのですね!ありがとうございます!」



「だか 簡単では 無いのだろう?」

「それは 勿論じゃ な!」

「はい 叔父様と勝負ですわ ふふふ」



「ほう おもしろそうじゃ ワシも見物するぞ」

「アイリス 怪我をせぬように するのですよ」

「はい お祖母様」







昼食後 両家とも馬車にのり 王宮に

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