第7話 パーソナルデータ
「
「フムフム職業は魔法戦士したのか確かにそれはロマンだからね。ただ魔法が炎魔法と回復魔法だけだから後々辛くなるから一つ二つ魔法を覚えるといいよ。あとはパーソナルデータかな。具体的なこと言うとね、性別、年齢、あと髪の色とか目の色、肌色とかも決めれるね。あとは体格も決めてもらって構わないよ。まあ魔法戦士だとふとっちょにはならないでしょうし。後両親とか生まれとかの設定も決めれるけどどうする?」
おっと、家庭まで作れるのか。さあそれはどうしようかね。ていうか、職業GMは完全にスルーなんだ。もしかして見えてない?
「とりあえず性別は元のまんま男でお願いします年齢はその世界の成人年齢で。体格も標準でお願いします。髪の色とか目の色とかは考えたことないなあ。あっそうだ死ぬ直前まで遊んでいたパ○ブラに色を決める表があったからそれ使ってランダムにしようか?でもなー。」
ちょっと悩むな。なんせファンタジー世界だぞ絶対変な色とかできたりするだろう。ピンクの髪とか紫の髪とか、普通にオッドアイとかも出来そうだしね選択肢が広いから……。しかも、ない色作っても『じゃあこれからそれありで』とか言って作っちゃうでしょ、この女神様。
「なんなら、ランダム表を持ってきましょうか?パラ○ラやゴ○スレ限定版のマスタースクリーンとかならありますよ。」
この女神様、結構TRPGを遊んでるな。
「いえ、考えてみます。」
そう言って、髪の色と目の色を考える。髪の色は、銀髪とか金髪とか思い浮かぶが、自分がなるとなぁ。黒だと面白くないし、紺にしておくか。
目の色は……オッドアイって格好いいよね中二病的には。どうせならってことで赤と青のオッドアイにしよう。
両親か……。うん、ここはGM……もとい、女神様に任せよう。記憶喪失の孤児ってことで。
パーソナルデータを書いて女神様に見せてみて、これでいいかを聞いてみた。
「へーなるほど、そういう設定ですか。この記憶喪失の孤児っていうことは、この部分は私が決めてもいいんですか?」
「ええ、それでお願いします。」
「分かりましたこちらで考えておきましょう後は装備を決めましょう。と言っても、初心者の冒険者が持ってるような装備になるので、ロングソードと回避ができるタイプなので革鎧ですね。後はリュックサックと調理道具一式はあったほうがいいです。あとは野営用のセットですね。下着セットはいくつ用意しておきます?」
無難なのでこのまま頼んでもいいんじゃないかなと思う。
「それでお願いします。下着セットは2セットあったらいいかな。」
「分かりましたじゃあそのようにしておきましょう。さてあなたには最後に大事なことをやってもらわなきゃいけません。」
「……大事なこと?」
「……ええ、これをしておかないと行けません。」
「(ごくり)」
「……名前を決めてくださいね。」
「あ、うん、そうだね。」
さて、名前どうしようかな。これがコンベンションだったら、ペットボトルとかお菓子の箱だとかから適当に選ぶんだけどなー。今回は俺が死ぬまで付き合う名前だし、ちゃんと考えないと……。
「そうだなあ……ケインって名前にしようか。」
「……理由をお聞きしても?」
女神様が聞いてきた。まあ大した理由じゃないんだけど……。
「昔の名前の一部をもじってつけただけさ。」
こうして俺は転生するためのキャラクターデータを作り上げた。
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