1章 ボーイ・ミーツ・ウルフガール(24)
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それは半年も前のこと、謙一、三日月、裂葉、明治の4人はいつも一緒に遊んでいた仲良し組であった。上流貴族である裂葉と、平民である他の3人とは合わなさそうであるものの、
「このゲーム、ユグ爺にもさせてあげたいなぁ」
「いや、精霊サイズのコントローラーとかないから、それに4人用だしこのゲーム」
「ほっほ、
三日月のかつての
三日月は好きだった、彼の話を聞くことが。彼は三日月で7回目となる精霊契約を経験し、その都度、生きながらえてまった。そのことをユグドラシルも周りも気にしており、強い精霊ではあるものの、契約者を度々死んでしまうことから一部では「死神」といったあだ名がつけられていた。ユグドラシルは常に老いぼれと自称し、「ワシはもう命は長くない」というものの、三日月は「そうはならないよ。僕が守るから」と返す。このようなやり取りは
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