徒詩 #8

少し遠い未来を見据えてる君に

目の前の僕はその瞳に映らない


手を伸ばせば

あと一歩踏み出せば届く距離に居るのに

その僅かな距離が今の僕には遠い


通り過ぎる君を呼び止めてはみたけれど

「またね」と不確かな約束で背中を押すよ


嗚呼

桜が泣いている

僕の代わりに

静かに散りながら

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